ペタフロップス(PFLOPS)

ペタなFLOPSだよ
コンピュータさんの性能指標だよ
「1秒間に何千兆問解けるか」を表す数値だよ
簡単に書くよ
ペタフロップス(PFLOPS)(英:petaFLOPS)とは
コンピュータさんが、どれだけ賢いか判断するための指標のひとつ
であり
「おまえ、ちょっと、この計算を1秒間で解けるだけ解いてみろ」とコンピュータさんに問題を解かせて、1秒間あたり何千兆問解けたかを表す数値
です。

詳しく書くよ
「P(ペタ)」+「FLOPS(フロップス)」で「PFLOPS(ペタフロップス)」です。
ペタは「1000兆(10の15乗)」を表す単位(に付ける接頭辞)ね。
FLOPSは「計算問題を1秒間で何問解けたか?」を表す数値です。
コンピュータさんが、どれだけ賢いか判断するための指標として使われます。
以上を踏まえて
「計算問題を1秒間で何『千兆』問解けたか?」を表す数値
がPFLOPSです。
例えば、そうですね。
ピヨ太君がピヨピヨカンパニーで使うパソコンを買うためにピヨピヨカメラを訪れました。
今、ピヨ太君の目の前には2台のパソコンがあります。
パソコンさんは「自分の方が優秀だよ!こっちを買ってよ!」とアピールしました。
2台とも、です。
ピヨ太君は百戦錬磨の経営者です。
そんな口先だけのアピールには心を動かされません。
とはいえ、どちらかを買うのは決めています。
ピヨ太君は2台のパソコンさんの実力を見ることにしました。
「どうやって実力を測ろうかな~?」と考えたピヨ太君は、2台のパソコンさんに、たくさんの計算問題を解かせることにしました。
答えが合っているのは当然として、1秒間で、より多くの問題を解けた方が勝ちです。
同じ時間で多くの問題を解けるということは、それだけ頭の回転が速いということです。
優秀なパソコンさんだと判断できます。
それでは早速やってみましょう。
よーい!始め!
結果、パソコンさん1号は1秒間で1京問(10×千兆問)解けました。
パソコンさん2号は1秒間で5千兆問(5×千兆問)しか解けませんでした。
パソコンさん1号の勝ちですね。
ピヨ太君はパソコンさん1号を買って帰りました。
しょんぼりになったパソコンさん2号ですが、神は彼を見捨てませんでした。
宝くじを当てたばかりのピヨ子さんがやってきて衝動買いしていきました。
結果として、パソコンさんは2台ともピヨピヨカンパニーの備品となったわけです。
めでたし、めでたし。
この話において、ピヨ太君は2台のパソコンさんの優劣を比べるために、たくさんの計算問題を解かせました。
この
「計算問題を1秒間で何千兆問解けたか?」を表す数値
がPFLOPSです。
先ほどの例で言えば、パソコンさん1号の性能は「10PFLOPS」です。
パソコンさん2号の性能は「5PFLOPS」になります。
ちなみに、パソコンさんに解かせる計算問題は「浮動小数点演算」と呼ばれているやり方の計算です。
気が向いたら、併せて覚えてあげてください。
浮動小数点は「数字を仮数、基数、指数の要素で表現すること」です。
あるいは「仮数部と指数部のみを記憶しておくやり方」です。
例えば
123.45
という数字があったとしましょう。
これを
1.2345×10^2
と表現しました。
「10^2」は「10の2乗」を意味します。
つまり、100です。
「1.2345×100」は「123.45」です。
「123.45」を表現していますね。
このように、数字を
X × Y ^ Z(XかけるYのZ乗)
形式で表現するやり方が浮動小数点です。
なお、Xに相当する部分は「仮数」と言います。
Yに相当する部分は「基数」です。
Zに相当する部分は「指数」になります。
この浮動小数点の形式で計算をやるのが浮動小数点演算です。
例えば
123.45 + 67.8
であれば
12345×10^-2 + 678×10^-1
のような形で計算します。

一言でまとめるよ
まぁ「PFLOPS」って単語が出てきたら「コンピュータさんの性能を表す数値(のひとつ)なんだな~」と、お考えください。
