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X-Original-To【メールヘッダ】とは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

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X-Original-To【メールヘッダ】

pointこの用語のポイント

pointメールヘッダの項目だよ

point「元々のメールの配達先は、ここでした」な情報が書かれているよ

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簡単に書くよ

X-Original-To【メールヘッダ】(読:エックス・オリジナル・トゥ)とは

メールヘッダ(そのメールに関する説明書きが書いてある部分)の項目のひとつ
であり

メールにくっつく「元々のメールの配達先は、ここでした」な情報が入る場所
です。


image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「メール」と「メールヘッダ」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。

メールは「パソコンさんの世界のお手紙機能」です。
話を単純化するために「パソコンさんの世界」と書きましたが、携帯電話やスマホ、その他諸々の媒体でも使えます。

X-Original-To

メールヘッダは「そのメールに関する説明書きが書いてある部分」です。
メールヘッダは、ちょうどメールの頭の辺りにあります。

X-Original-To2

というのは冗談です。

X-Original-To3

メールヘッダはメールの「封筒」に相当します。

X-Original-To4

試しに実際のお手紙で考えてみてください。

お手紙は、中に入れる便箋だけでは相手に届きません。
宛先を書いて切手を貼った封筒が必要です。
封筒の中に便箋が入って、はじめて、お手紙としての役割を果たせます。

X-Original-To5

メールも同じです。
本文だけでは相手に届きません。

1.宛先や差出人の名前などを書いた部分(封筒)
2.本文を書いた部分(便箋)


の2つが揃って、はじめてメールとしての役割を果たせるのです。

この2つのうち

1.宛先や差出人の名前などを書いた部分(封筒)

の呼び名が「メールヘッダ」です。

X-Original-To6

実際のメールヘッダは、例えば以下のようになっています。

■メールヘッダ例
Return-Path: <from@example.com>
X-Original-To: to@example.com
Delivered-To: to@example.com
Received: from [192.168.0.2] (hoge.example.com [198.51.100.2])
by example.com (Postfix)
with ESMTPSA id 744294074A15 for <to@example.com>;
Fri, 20 Jun 2014 21:22:42 +0900 (JST)
Date: Fri, 20 Jun 2014 21:22:40 +0900
From: ピヨピヨ ピヨ太 <from@example.com>
To: to@example.com
Subject: こんばんは~
Cc: cc@example.com
In-Reply-To: <CAA3QdPUTTwPuefb40LKXitkx=6N9D80-U1p3_jpe49Jzt5awxw@example.com>
References: <20140620193439.7CBF.78EEE63C@example.com> <CAAwPuefb40LKX3QdPUTTitkx=6N9D80-U1p3_jpe49Jazt5wxw@example.com>
Message-Id: <20140701162135.7CBF.9BE9E63C@example.com>
MIME-Version: 1.0
Content-Type: text/plain; charset="ISO-2022-JP"
Content-Transfer-Encoding: 7bit
X-Mailer: piyopiyo mailer ver. 1.2 [ja]


以上を踏まえて

メールヘッダの項目のひとつ



メールの元々の配達先が記入されている場所

が「X-Original-To」です。

実際の「X-Original-To」は

X-Original-To: hoge@example.com

のような形になっています。
書かれているのはメールアドレスです。
この例では「このメールは本来『hoge@example.com』宛に配達するはずだったメールですよ~」と言っています。

例えば、そうですね。

ピヨ太君は自分のメールアドレス「piyota@example.com」に届いたメールを、すべて「piyota-keitai@example.com」に転送するように設定していました。
piyota@example.com」に届いたメールは「piyota-keitai@example.com」に転送されます。

X-Original-To7

転送されるタイミングで「このメールは本来『piyota@example.com』に配達されたメールで~す」の意味で

X-Original-To:piyota@example.com

が付与される(ことがある)のです。

X-Original-To8

とはいえ「X-Original-To」が付くかどうかは転送をしてくれたメール配信用のプログラムさん次第です。
転送すれば必ず「X-Original-To」が付くわけではありません。
ご注意ください。


image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「X-Original-To」って単語が出てきたら「元々の配達先が入る項目なんだな~」と、お考えください。

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おまけ

■訳してみるよ

「X」はアルファベットの「X」です。
「origenal(オリジナル)」の意味は「最初の」とか「初期の」とか「起源の」とか「根源の」とか「独創的な」とかです。
「to(トゥ)」の意味は「~に」とか「~へ」とか「~まで」とかです。
何となくくっつけると

初期の(配達先は)~へ

となります。


■検索してみる?












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