世界潮流を読む 岡崎研究所論評集
世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察するコラム。
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2025/02/28 岡崎研究所
フィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領に対する弾劾決議が採択された。大統領との権力闘争は、トランプ政権が予測不可能な動きをする中、南シナ海で中国と対峙する重要国としての懸念は高い。
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2025/02/27 岡崎研究所
グローバルサウス諸国は耳障りな説教をしないトランプを支持しているが、弱肉強食の世界で餌食になる可能性の高くすぐに消え得る。日本はトランプが何をするかを予想するのではなく、何をできるかを考え提案することが必要だ。
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2025/02/26 岡崎研究所
トランプ大統領が 16 年の選挙とは変わって 24 年の選挙では習近平主席と中国に宥和的な発言に終始した。中国を揺さぶり、何等かの譲歩を引き出そうとする作戦の一環であろうが、中国も自身の利益に利用する機会を探ることを試みるかも知れない。
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2025/02/25 岡崎研究所
ウクライナ戦争は開始からほぼ3年の歳月を経て、ようやく停戦ないし終戦に向けた交渉が現実の課題として言及されるようになった。あり得るべき交渉の主要論点とは何か。交渉成否を握るカギは3つある。
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2025/02/24 岡崎研究所
イーロン・マスクが率いる政府効率化省(DOGE)がやっていることには、多くの問題がある。連邦政府機関の廃止、資金供与の凍結、政府職員への辞職の強要などは単なるリストラをはるかに超えて、憲法が定める三権分立と力の均衡を変えようとするものであ…
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2025/02/21 岡崎研究所
ヒズボラの弱体化、ガザの停戦、シリアの体制崩壊と立て続けに大事件が起き、イランは、1980年代のイラン・イラク戦争以来で最大の危機を迎えている。イスラエルの再度の攻撃も止めることが難しく、イランはトランプ大統領との取引を望んでいる。
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2025/02/20 岡崎研究所
トランプ大統領は気まぐれな関税や対外援助の打ち切り等によって米国のソフトパワーをわずか数週間で崩壊させようとしている。イメージはお金に換算されにくいが、大きな損害と言え、トランプにもマスクにも損害を勘定する能力がないのだろう。
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2025/02/19 岡崎研究所
ウクライナ戦争の敗北のコストはとてつもなく高くつく。ロシアが優勢となれば、そのための兵や予算の配備は大きくなる。米国は過剰な楽観主義や悲観主義を排し、真に現実的になってウクライナを支援し、勝つことを選択すべきだ。
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2025/02/18 岡崎研究所
トランプにより打ち出された対外援助の90日の停止措置とその後の米国国際開発庁(USAID)解体の動きは、米国のソフトパワーを弱体化させるだけでなく、米国自身の利益を害し貧しくさせるものとなる。
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2025/02/17 岡崎研究所
ロシアの戦争経済は持続性をもたないが、経済問題がプーチンの決意を変えさせるまでにはなお時間を要する。ただ、地政学的な戦略環境においてロシアは劣勢にあるとみられ、和平交渉では、この点を梃にプーチンへ妥協を迫ることが重要である。
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2025/02/14 岡崎研究所
ガザからパレスチナ人をエジプトやヨルダンに移住させるとの発言は、トランプ大統領の問題発言の中でも群を抜いた暴言である。トランプには良い構想もあるが、こうしたあっしき構想がそれを葬ることになり得る。
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2025/02/13 岡崎研究所
トランプ大統領が第二期政権開始早々、世界経済フォーラム(ダボス会議)でロシア、中国との核軍縮に意欲を示した。前向きな兆候として見ることもできるが、不安要素もある。
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2025/02/12 岡崎研究所
ベトナムは米中両国との関係緊密化に成果を上げてきている。対米協力は中国の覇権阻止、対中協力は体制維持と大きな違いがある。トランプ政権で米中対立がされた場合にどう動くのか、注目される。
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2025/02/11 岡崎研究所
米国が以前と異なり、自らの意に沿った世界秩序形成に動く、大国の横暴がまかり通る世界になるとの懸念が広がっている。トランプ就任直後のこの時点で指摘したいことが3つある。
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2025/02/10 岡崎研究所
トランプ大統領はサウジアラビア・イスラエルの関係正常化を強く望んでいるが、ガザで人道危機が起きた後では極めて困難だろう。アラブ産油国は、原油・ガスで豊かさを享受したく、ネタニヤフ首相は「危なさ」しかない。
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2025/02/07 岡崎研究所
トランプ大統領の自由奔放な行動を、腫れ物に触るようになっている。議会にしろ、最高裁にしろ、あるいはメディアにしろ、もはや存在しない。米国はトランプが抱くイメージで作り替えられている。
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2025/02/06 岡崎研究所
デジタルメディアが世論を形成し選挙の行方を動かすようになっている。巨大テクノロジー企業の運営者たちがトランプに屈したことで偽情報の拡散やさらなる分断が深まりつつあるが、トランプ新政権ではそうした少数の人々が膨大な力を発揮しそうである。
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2025/02/05 岡崎研究所
トランプ政権の国務長官となったルビオ氏は長年、上院議員として外交問題にかかわってきた。安保政策のタカ派でしばしばトランプと違う立場、考えは中道派の伝統に沿う。しかし問題は、外交政策でトランプとの関係がどうなるかだ。
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2025/02/04 岡崎研究所
中国にとってウクライナ戦争への対応を巡る露朝間の協力は、決して「気にしない」ということではなく、許容し得る限度内に止まるかどうかとなっている。我々は介入を懇願するのではなく、注意喚起と思われるシグナルを読み解くべきだ。
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2025/02/03 岡崎研究所
トランプの発想は、弱肉強食の世界、リヴァイアサン的世界である。これは、ロシアや中国を資することとなる。問題は、こうしたトランプの発想がどこまで実際の米国の政策として反映されるのか、である。
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