マーベラス(7844)2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
・2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(マーベラス:PDF)
・通期連結業績予想の修正および期末配当予想に関するお知らせ(マーベラス:PDF)
・代表取締役の異動及び役員報酬の減額に関するお知らせ(マーベラス:PDF)
・2025年3月期 第3四半期 決算説明資料(マーベラス:PDF)
・2025年3月期 第3四半期 決算説明動画(マーベラス:映像音出ます)
・2025年3月期 第3四半期 決算説明動画 説明概要(マーベラス:PDF)
・FACTBOOK(2025年3月期 第3四半期)(マーベラス:PDF)
<Summary>
・売上高、純利益レンジ突き抜け下方修正、営業・経常利益レンジ下限も利益は確保
・配当前期33円→今期10円に減配
・佐藤代表取締役社長退任で、取締役執行役員へ、照井取締役が代表取締役社長へ
・佐藤社長になってから3年連続役員報酬減額
・11 月に発売した『FARMAGIA(ファーマギア)』が計画を大きく下回る販売推移
・Switch 2が期中に発売されず、『龍の国 ルーンファクトリー』が来期(5月末)へ
<連結経営成績>(累計)
売上高 | % | 営業利益 | % | 経常利益 | % | 四半期純利益 | % | |
H27 Q4 | 26,441 | +30.1 | 4,412 | +46.8 | 4,583 | +50.7 | 2,178 | +15.7 |
H28 Q4 | 31,820 | +20.3 | 5,418 | +22.8 | 5,228 | +14.1 | 3,602 | +65.4 |
H29 Q4 | 29,387 | △7.6 | 5,754 | +6.2 | 5,810 | +11.1 | 4,165 | +15.6 |
H30 Q4 | 25,291 | △13.9 | 5,147 | △10.6 | 5,105 | △12.1 | 3,513 | △15.6 |
2019 Q4 | 26,777 | +5.9 | 4,706 | △8.6 | 4,791 | △6.2 | 3,351 | △4.6 |
2020 Q4 | 25,365 | △5.3 | 2,449 | △48.0 | 2,502 | △47.8 | 1,797 | △46.4 |
2021 Q4 | 25,520 | +0.6 | 4,414 | +80.2 | 4,558 | +82.2 | 3,265 | +81.6 |
2022 Q4 | 25,728 | +0.8 | 4,600 | +4.2 | 5,054 | +10.9 | 3,817 | +16.9 |
2023 Q1 | 5,319 | △17.8 | 780 | △46.7 | 1,132 | △23.2 | 752 | △30.0 |
2023 Q2 | 11,546 | △10.1 | 1,774 | △8.8 | 2,427 | △18.7 | 1,655 | △20.4 |
18,412 | △2.9 | 3,176 | △20.7 | 3,509 | △16.2 | 2,410 | △17.9 | |
25,341 | △1.5 | 2,488 | △45.9 | 2,931 | △42.0 | 1,925 | △49.6 | |
2024 Q1 | 6,883 | +29.4 | 531 | △31.9 | 886 | △21.7 | 609 | △19.0 |
13,999 | +21.2 | 1,153 | △35.0 | 1,646 | △32.3 | 1,110 | △33.0 | |
21,760 | +18.2 | 1,390 | △56.2 | 1,746 | △50.2 | 1,174 | △51.3 | |
29,493 | +16.4 | 2,415 | △2.9 | 3,002 | +2.4 | △517 | - | |
2025 Q1 | 5,806 | △15.6 | 65 | △87.7 | 373 | △57.9 | 198 | △67.4 |
2025 Q2 | 12,877 | △8.0 | 592 | △48.6 | 373 | △77.3 | 78 | △92.9 |
2025 Q3 | 20,720 | △4.8 | 1,566 | +12.6 | 1,656 | △5.2 | 1,029 | △12.4 |
2025 Q4 (以前の予想) | 29,000 | △1.7 | 1,500 | △37.9 | 1,500 | △50.0 | 1,000 | - |
2025 Q4(今回修正) | 27,000 | △8.5 | 1,500 | △37.9 | 1,500 | △50.0 | 900 | - |
単位:「百万円」、△はマイナス、%は前年同期との比較、各Qのリンクは各決算へのリンク(Air-be blog内)
画像Ver.
<セグメント別 業績>
決算説明資料(PDF) と 決算説明動画 説明概要(PDF)から抜粋
■デジタルコンテンツ
売上高:99.85億円、セグメント利益:7.15億
(売上:コンシューマゲーム:41.98億円、オンラインゲーム:57.86億円)
・コンシューマの基幹タイトルの新作発売が前期と比べて少なかった
・11 月に発売した『FARMAGIA(ファーマギア)』が計画を大きく下回る販売推移となったため、売上は減少
・前期末における会計見積もりの変更に伴い、研究開発費増も売上原価は大きく減少し、利益は改善
・第3四半期においては、オンラインゲームの周年が集中しており、今期の新作『ビックリマン・ワンダーコレクション』のハーフアニバーサリーをはじめ、『ドルフィンウェーブ』や『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』の各タイトルにおいて、周年イベント等を実施し、堅調に推移
・コンシューマでは、先ほどの『FARMAGIA(ファーマギア)』のほかでは、12 月に発売した『牧場物語 再会のミ
ネラルタウン』の BEST PRICE 版や、旧作リピートが好調に推移
・子会社ジー・モードより人気シリーズ「みんなで空気読み。」の最新作となる『みんなで空気読み。4』を
Nintendo Switch™、Steam®向けに 11 月 19 日に配信開始
・今後のラインナップは、今春予定としていた「ルーンファクトリー」シリーズの最新作『龍の国 ルーンファクトリー』の発売が来期となることが正式に決定
・当期においては、引き続き、既存タイトルの販売促進と来期以降の新作タイトルの開発に鋭意取り組む
■アミューズメント
売上高:74.35億円、セグメント利益:19.76億円
・昨年 7 月より稼動を開始したポケモンキッズアミューズメントマシンの『ポケモンフレンダ』につきましては、11月 21 日に新弾「ポケモンフレンダ 3 だん」がスタート
・『ポケモンガオーレ』の海外展開につきましては、引き続き堅調に推移
・11 月からは、当社オリジナルの新たなプライズマシン『TRY CATCH™』が順次稼動開始
・これらの結果、海外展開の拡大や新規プライズマシンの発売等で増収となったものの、先行費用の増加は補いきれずセグメント利益は減少
■音楽映像
売上高:33.00億円、セグメント利益:1.93億円
(売上:音楽・映像:9.87億円、舞台公演:23.12億円)
・舞台公演や関連パッケージ商品の売上が増加したこと等により増収となったものの、利益率の高い配信収入の減少や前期に取得した IP の育成に伴う費用増により減益
・第3四半期の主なタイトルは、『新テニスの王子様』の新作テレビアニメを 10 月から 12 月まで放送したほか、『わんだふるぷりきゅあ!』の LIVE 公演を 10 月に開催
・舞台公演では、『ワールドトリガー the Stage』の新作公演や今期の新作『演劇【推しの子】』、「舞台『アオペ
ラ』」の公演を実施
・第4四半期以降のラインナップは、当社が製作委員会に参画している新作アニメ『悪役令嬢転生おじさん』や『魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~』に加え、11 月に発売したゲーム『ファーマギア』のテレビアニメをいずれも1月より放送開始
・来月からは、プリキュアシリーズ最新作となる『キミとアイドルプリキュア♪』が放送開始
・舞台公演では、「ミュージカル『テニスの王子様』」の新作公演を1月 11 日から2月 15 日までの予定で現在
公演を行っている
・2月からは、「舞台『刀剣乱舞』」、『Dancing☆Star プリキュア』の新作公演を予定しているほか、3月からは、
中国のファンタジー小説が原作の「舞台『魔道祖師』邂逅編」の公演を予定
<Q1、Q2のコメントを振り返ってみましょうなbelieveはこう見る>
>・今期もコンシューマのタイトル次第で、11月1日発売の「ファーマギア」、
>今期に出るのか「コンシューマ向けシリーズタイトル」という感じでしょうか。
>2Qの決算発表(10月末~11月上旬)の頃には、Switch2の話もいろいろ出ているのかなぁ。
結果
・ファーマギア → アニメ連動作品にも関わらず空気
・今期に出るのか「コンシューマ向けシリーズタイトル」 →「龍の国」は来期へ
・2Qの決算発表(10月末~11月上旬)の頃には、Switch2の話もいろいろ出ているのかなぁ。→ 2025/1/16発表で6月以降発売予定
3敗全敗。
> <無理にマーベラスを買う必要はなさそう・・・なbelieveはこう見る>
>・明日発売のファーマギアは全く話題になってる感じはせず、どれくらいの計画をしているかわからないけど
計画下回る感じではないかなぁと思います(現時点では。特に決算説明動画でも何も言ってないですし)
>・それを見越してか、保険で? 牧場物語 再会のミネラルタウンのベストプライス版 が12/19にリリース予定
あたりw
ポジティブに言えば、「龍の国」を温存しても、ほぼ利益は予想範囲内(さすがに売上高は無理だけど)
「龍の国」は、Switch2直前(?)に出るので、売上は見込めそうな気もする。
下方修正した売上高から見ると50万本くらいはほしい感じですかねぇ?
SwitchタイトルをSwitch 2でやるとどうなるんでしょうね?(Switch 2用で動くとかもあるといいんですけど)
今期中にも出せたような気もしますが、Switch 2の前に出す判断をしたのだと思います。
佐藤社長は結果が出せず、3年で社長を退任しますが、取締役執行役員では残りそう(6月まで?6月以降も?)
代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長で結果出なかったので当たり前って感じですが、
ここ数年出てきたタイトルを見るとそれじゃ無理だよねって感じでしたね・・・。
でも2016年からのコンシューマ事業本部 CSコンテンツ事業部長からとしてはいいタイトルも出てたと思うので、
リベンジ期待しております。もし6月で退任ならお疲れ様でした。
株価を支えてきた33円配当もついに維持できず、10円へ。
しょっぱいですが、ここ数年は頑張りすぎて配当してきたので、このあたりがまずは適正値ですよね。
ここ数年のコンシューマとオンラインのタイトル見ると不安はまだ続きますが、とにかく雑な作品をリリースしないことですね。
エンタメ業界盛り上がって、アニメも盛り上がっているのに波に全く乗れてないのマジやばい・・・ですが、
それでも利益が出ている限りはチャレンジできるので(赤字でも株式発行して生き延びているゾンビ企業も多いですが)
まずは自信のある作品を1本ちゃんと出すところからですね。