1巻全236ページ。ストーリーはまだ序盤ですが、圧倒的な世界観にぐいぐい引き込まれました。妖精の取り替え子と大司教と、海賊と帝国軍と、皇帝と騎士と…。心ときめく言葉が並び、一気に読んでしまいました。
国を巻き込む巨大な野望を打ち砕く、とい
う大義のために愛しい人を犠牲にするルカは、そう見せかけて実はただのゼイン大好きっ子です。萎え萌という新しい境地を見せてくれた彼と立派な体躯をお持ちのゼインの幸せな生活をもっと読みたいです。
2巻257ページも勢いで読了。1巻でチラリと出てきた皇太子アンリと聖騎士オルトの物語。穢れを厭い、自制を重んじる2人なので、両片想いが成就するまで何年もの月日を要します。この主従関係が美しくももどかしくて、2人が正式な「初めて」を迎えた日にはお赤飯炊きたい気持ちになりました。めでたい。
ゼインとルカも幸せそうで、出てくるキャラクターたちが皆魅力的なのでどんどん読み進められます。まだ国の災いは解決したわけではないですし、3巻も既刊のようなので、続きも読んでいきたいと思います
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