この時期に読めて良かった、と素直に思えた。
物語は、主人公の紫乃ちゃんの元に残されたひとつのスマホから始まる。
学生たちの眩しい青春を感じながらも、ミステリー要素だったりどこか仄暗さもまとったお話は早く続きを読みたいと思わせるものでした
。
シリアスな場面が続いていても、紫乃ちゃんと守くんに時々ほっこり笑えたりもしました。癒し。
最初から最後まで夏を感じながら読ませていただきました。個人的にジュンちゃんのキャラがとても好きです。
読み終えてからタイトルでもある【かくれんぼ】の、見つけてもらえて嬉しい、の言葉は紫乃ちゃんだけのものでないのかな…なんて思ったり。
こんな学生時代を過ごしたわけではないのに、なぜか懐かしさを覚える作品でした。ぜひこの暑い夏に読んで欲しい。
もっとみる▼