私の世代でそう思う人は、意外と多いかも知れません。
本作は1998年に発売されたナムコアンソロジー2の
「ワルキューレの冒険〜時の鍵伝説〜」を主軸として、
ストーリーをアレンジ・補完したコミカライズで、
その世界観は(恐らくです
が)北欧神話で言うところの
「神々の黄昏」で滅んだ天界・地上界を、次の世代の神々が「再構築中」
という描かれ方です。
キャラクターがプレイヤーの想像に委ねられる所が大きいという
レトロゲームの性質と、2冊に収めなければならなかったという前提もあり、
本作は子供でも安心して読める、若干童話寄りな印象で、
漫画を読み慣れた人からすると、物足りなく感じるかも知れません。
けれども、当時ワルキューレが好きだった世代からすれば、
人々を愛し、雄々しくまっすぐで、決して折れない
「あぁ、これがワルキューレだよ」
と思える作品に仕上がっていると思います。
ゲームの新作が発売されるなり、スマブラで登場するなりして
本作の売れ行きが伸びて、伝説(黄金の種)編が描かれたり…
すれば良いなぁ…などと思うのですが…
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