組長に恋する若頭という設定が気になって、初読み作家様にチャレンジしました。極道と言ってもラブコメなので、血生臭いものはなくサクサクっと読めます。
頭が切れて、腕っぷしもいい若頭・アキですが、恋に関しては妄想走る乙女な極道です。荒れてる
頃に拾ってもらった恩や尊敬を飛び越えて、組長に恋するって立場を越えた禁断の恋。ある意味チャレンジャーだ。
アキの気も知らないで、無自覚に惑わす組長も罪な人ですねぇ。もう任侠は一旦、横に置いといて…
キュンキュンな日々を過ごすアキの前に、兄弟組に出向してた若頭補佐・律が帰って来て…
うぉっ?律が参戦して組長を挟んで恋のトライアングルがボッ発か?極道もので「組長のタマ(命)を守る」ってよくある話ですが、これは違うタマ?って、一瞬オヤジギャグのように思ってしまった自分が恥ずかしい。更に、任侠ものは何処へ行くのか(笑)言えないけど、これが面白い展開になって行きそうです。ほほぉ〜。
サクサクっと読めるのですが、物語の緩急がお上手で、極道社会の話でピリッとさせたり、組長の背中の傷の謎や、アキが暴漢を殴る姿を見た組長の表情が気になったりと、見所はきちんと押さえてあるので面白いです。伝えられないその想いと、抑える事が精一杯の衝動。アキは仁義を貫き通すのか、組長は何を思うのか…
まだ続くようで、恋模様の進展とまだ明かされていない過去がすんごく気になります!
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