試合後、観戦していた武居由樹(左)と握手を交わす那須川天心 プロボクシング元世界2階級制覇王者で現IBF世界フェザー級1位の亀田和毅(33)=TMK=が28日、You Tube「TMK BOX TV」を更新。24日に東京・有明アリーナで行われた「Prime Video Boxing11」でWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の那須川天心(26)=帝拳=が、前WBO世界同級王者のジェーソン・モロニー(34)=オーストラリア=に3-0で判定勝ちした一戦を振り返った。
試合後にはWBO世界バンタム級王者の武居由樹(28)=大橋=がリングに上がった。那須川が「いつかどこかで必ず闘いましょう」と言えば、武居も「またこのリングで会いましょう」と応じた。帝拳ジムの本田明彦会長は6月に世界前哨戦、11月にもバンタム級で世界初挑戦させる意向を示している。
和毅は「この試合がいい経験になったと思うし、世界に今すぐ行ったらちょっと厳しいと思うけど、あと2試合ぐらいこういう試合をすれば、世界は確実に獲れる。焦らん方がいいと思う。しっかり時間をかけてやった方がチャンピオンになった後も長く続くチャンピオンになると思う。安定したチャンピオンになると思う」と期待していた。
亀田 和毅(かめだ・ともき) 1991(平成3)年7月12日生まれ。大阪市出身。中学卒業後の2008年11月にメキシコでプロデビュー。10年1月にWBC中米カリブ・バンタム級王座を獲得。13年8月にWBO世界同級王座を獲得し、日本選手で初めてWBO王者となった。3度防衛した後に返上。18年11月にWBC世界スーパーバンタム級暫定王座を獲得。