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今日は奥歯を入れ歯にしていて、作り変えて下さることになりました。
3年前の12月に、勇気を出して、この歯医者さんへ行きました。
歯医者さんは約40年ぶりでした。歯医者さんが怖くて怖くて数年悩みました。
アタシには一番怖い科が歯医者さんでした。二番目は耳鼻咽喉科です。
脳外科は怖くありません。一番恐ろしいはずの科なのですが。
6年ぐらい前に、鼻血が止まらなくなり、
・・アタシ、出血多量で死ぬんやな・・っと死を覚悟しました。
翌日の朝になって、アタシ生きてるわっと思いました。
あまりにも出血が酷く、サイレンが恥ずかしくて救急車を呼べず、
その日は土曜日だったんで緊急外来へ電話をかけて行きました。
行く道のりで出血多量で野垂れ死にするんかもっと思いました。
緊急外来に着き、耳鼻咽喉科の医師は居ないんですが診せて頂きますと。
アタシ「私は出血多量で死にますか?」
医師は「これぐらいの出血では死にませんよ。」
ほっとしました。
医師「何かあれば来てくださいね。」
医師「この病院の耳鼻咽喉科は初診を受け付けないので医院へ行っていただかないと
いけないんです。医院で処置できない時はここへ紹介状を書いてくれます。」
アタシ「はい、分かりました」っで終りました。
で、後日、医院へ行きました。
医院へ行く前からアタシは全身熱が帯び、心臓パクパク、脚がガクブル。
医院に着き、待ってる間も全身熱が帯び、心臓パクパク、脚がガクブル。
元気ハツラツの陽気そうな男性の声が、楽しそうにアタシの名前を呼ばれました。
・・呼ばれた・・。全身熱が帯び、心臓パクパク、脚がガクブル。
元気ハツラツの医師は楽しそうに「診るわな~」
医師「鼻血の原因、ここで処置できんことないんやけど、出血多量の恐れがあるんで、
そこの病院へ紹介状書くわ。次は耳を診るわな~。」
アタシはマントルまで落ちました。
アタシ「耳はいいです!!いいんです!!診ないで下さい!!」
医師「診ないでくださいって初めて言われたわ~ゲラゲラ」
医師は笑いながら「別にええやん。耳も診るわ」
アタシ「耳を見られるのが怖いんです。
この医院で、5年前、先生のお父さんだと思いますが、診て頂き、
真珠腫が再発してると言われたんです。が、そのまま放置してて・・。」
医師は笑いながら「余計に診なあかんやん。診るわな」
アタシは全身熱が帯び、心臓がパクパクし、脚がガクガクブルブル。
医師「あー、こりゃ耳もオペせなアカンわ。どっちも紹介状書くわ。」
アタシ「あっ、はい。すみません。ありがとうございます。」
アタシはマントルから這い上がりました。
後日、緊急外来の病院の耳鼻咽喉科へ行きました。
医師「どちらもオペですね。先ずは鼻血の原因の方からやり、
次は真珠腫、そして聴力回復のオペしましょう」
アタシ「えっ?聴こえるようにできるんですか?」
医師「できますが、元通りとまではいかないかもしれませんが」
アタシ「あまりオペは受けたく無いんです。40年前の19歳の時に国立大阪病院で
オペを受け、針と糸を使わずにくっつけるとかで動けない状態で、尿道カテーテル、
その後はオマル、動けるようになれば車椅子で、一か月入院したんです。
なので、もうオペは受けたくないんです。オペ中に目が覚めてしまいましたし。」
医師「今は一週間ぐらいで退院できますよ。オペ後、数時間後には
歩いてトイレへ行けます。昔の麻酔はオペ中に目が覚めることがあったようですが、
今は、そういうことはないと思いますよ。」っと笑顔で言われました。
医師「耳は今回のオペで完治します。もう再発しません。
一年ぐらい明けて聴力回復オペをしましょう。
「先ずは鼻血の原因のオペ、その後に真珠腫のオペ、
一年ぐらい空けて聴力回復オペをしましょう。」
19歳の時に聴力失った真珠腫が、間もなく60歳になろうとしてた頃に完治。
さらに翌年、聴力取り戻すオペを。
正直、嬉しくなかったです。もう遅いんで。人生が変わったし。
そして、もう人生が終わったし。
それでアタシは耳鼻咽喉科が怖くなくなりました。
もう歯医者さんも耳鼻咽喉科も怖くありません(*^^)v