スマートスピーカーを中央に置いたテーブルで、3人の参加者が会議をしている。発言した内容はスマートスピーカーが瞬時に文字変換し、テキストの議事メモとしてクラウドに蓄積していく。このシステムは話者を判別して記録できる。また、話者が同時に話しても認識する。もちろん、インターネットを介した遠隔会議の音声端末として利用することもできる。 スマートスピーカー「Tumbler」(タンブラー)は16個ものマイクアレイを装備し、音の方向を正確に識別することができる。この機能を活用し、方向から話者を特定するしくみだ。「音の到来方向を推定するだけのシンプルな方法です。個人の情報や声の登録も不要で、いわばどの席に座っている人が発言したかだけを識別しているということになります。もちろん、予め社員の声を登録(学習)させることができれば、発言した音声のいわゆる「声紋」を識別して話者を特定することもできます。複数人が同時
