半年前に出産した女性の自殺。残された子どもたちには、あまりに大きすぎる荷がのしかかっていました(写真:プラナ/PIXTA) 今年8月、コロナ禍真っただ中の暑い日に1本の電話がありました。 「かよちゃん(仮名)が自殺した。高校生の次女が帰宅して発見したみたい。今、通夜に行ってきたんだけど、まだ生後半年の三女が元気に動いてたよ……」同級生のマキちゃん(仮名)からの連絡でした。 この頃といえば、コロナ離婚、コロナうつ、芸能人の自死などのニュースが連日続き、筆者のもとへも最も相談が多かった時期でした。そこへ飛び込んできた同級生の不幸の連絡に筆者もすっかり肩を落としてしまいました。 相手は「家庭持ち」だった かよちゃんは高校3年生になってすぐに学校を中退し、19歳で長女を出産。長女の妊娠を期に結婚し、産後は専業主婦をしていましたが、次女を産んでしばらくしてから離婚していました。その後は女手ひとつで、
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