中国の習近平国家主席に「暗殺警報」が発せられた。汚職撲滅を旗印に、周永康・前政治局常務委員らを次々と粛正していることに、後ろ盾である江沢民元国家主席が激怒しているのだ。習氏は「影武者」を用意して警戒を強める一方、江氏一派の息の根を止める急所に狙いを定めた。展開次第では、日本にも直撃しかねない衝撃情報とは。中国最高指導部や長老が国政の重要事項を討議する「北戴河会議」が始まったとの情報も流れるなか、ジャーナリストの加賀孝英氏が迫った。 「習氏に暗殺の危機が迫っている」「これは、(習氏と江氏の)どちらが先に死ぬか、手打ちのない血みどろ権力闘争だ」 旧知の人民解放軍関係者は緊張した声で、私(加賀)にそうもらした。事実、「腐敗撲滅」に政治生命と生き残りをかける習氏と、「上海閥」のトップで、旧権力のドンである江氏との最終戦争はすさまじい。 習氏は6月末、軍の元ナンバー2で、軍における江氏の代理人的存在
