Xenはオープンソース・ソフトウエアであり,今もなお発展途上にある。そのため,商用ソフトウエアのように,インストール手順がまだ確立されていない。使用するLinuxディストリビューションなどによって,仮想環境の構築方法は様々だ。そこで今回は,Xenのインストール方法を紹介する。 OSの次にインストールするXen Xenによる仮想環境を構築する場合,まずXenの管理OSとなる「ドメイン0」を作成する必要がある。Xenが動作する仕組み(図1)からすると,何もインストールされていないコンピュータにXenの仮想マシン・モニターをインストールし,その上にドメイン0とドメインUが構築されているかのように見える。 だが実際は,まずコンピュータに,Xenに対応したOSをインストールする(図2)。次にXenをインストールすると,Xenのカーネルが作成される。そして,Xenのカーネルから起動するように,ブート・
