CSS のショートハンド・プロパティは複数のプロパティを一括して宣言できますが、メンテナンスしづらくなったり、思わぬバグの原因になったりすることがあります。そしてその問題が見えにくいことがさらに面倒です。font プロパティ を例に、実際にどのような弊害があるのか検討してみます。 html { font: 87.5%/1.5 "Georgia", serif; } このショートハンドは一見すると次の 3 つのプロパティをひとまとめにしたものに見えます。 html { font-size: 87.5%; line-height: 1.5; font-family: "Georgia", serif; } しかし、font プロパティは上記のほか font-style、font-variant、font-weight プロパティも指定でき、そして省略されたプロパティには初期値が割り当てられます
