国連総会は今月2日、ロシアのウクライナ侵攻を非難し、軍の即時撤退をロシア政府に求める決議を賛成多数で採択した。193加盟国のうち141カ国が賛成する一方、反対したのは当のロシアや北朝鮮など5カ国だけだ。 北朝鮮はまた、外務省報道官がロシアによるウクライナ侵攻の原因は「他国に対する強権と専横をこととしている米国と西側の覇権主義政策にある」との立場を明らかにするなど、プーチン支持を鮮明にしている。 だがその一方、ロシアに対する国際社会の経済制裁は今後、北朝鮮にも着実に影響を及ぼすものと思われる。 すでに、その兆候は見え始めている。 北朝鮮は、国連安全保障理事会の制裁決議の網をかいくぐる形で、数万人の労働者を海外に派遣し、貴重な外貨獲得源としている。その派遣先のひとつがロシアだ。 (参考記事:【動画】北朝鮮労働者とタジキスタン労働者、ロシアで大乱闘) 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は
