11日午前9時10分ごろ、東京発郡山行き東北新幹線「なすの253号」の乗客の50代男性から「60歳くらいの男が『車内で爆発する』などというようなことを言っていた」と110番通報があった。列車は同30分ごろにJR那須塩原駅に停車。栃木県警捜査1課員と那須塩原署員が乗客65人を降ろし、車内を約30分間捜索したが、爆発物などの不審物はなかった。 同署が「爆発する」と言及していた男性を見つけ、事情を聴いたところ、この男性は車内で飲酒しており、「小便がしたくて『膀胱(ぼうこう)が爆発しそうだ』とは言ったかもしれない」と話したという。県警は、通報した男性の聞き間違いだったとみて調べている。 JR東日本によると、なすの253号は午前10時9分に運転を再開。上下線計5本に最大34分遅れが出て、約2800人に影響した。 最新トップニュース