※映画「雨に唄えば」はパブリックドメイン作品であるため、本記事内には「雨に唄えば」本編のスクリーンショット画像を使用しています。
全部すごいし面白い!「Make 'Em Laugh」
1952年のMGMのミュージカル映画「雨に唄えば」の楽曲を一曲ずつ解説していく本シリーズ。映画内での楽曲の登場順に記事を書いていきます!
第5回目は、ドナルド・オコナ―の全部がすごいし、曲名通り見てると笑っちゃう、「Make 'Em Laugh」(奴らを笑わせろ)です!
👆このように全部がすごいし面白い、ドナルド・オコナーのソロ曲なのです!!
👇ターナーの公式チャンネルで動画が上がってるので見ましょう!!
数少ない新曲!(ただし 丸パクリ パロディ曲)
「雨に唄えば」は、アーサー・フリード&ナシオ・ハーブ・ブラウンのコンビが作った過去の映画の楽曲の数々を集めて新たに作られた映画だということは、本ブログでたびたび言及してきましたが、
この「Moses Supposes」は、数少ない新曲です!
しかし、新曲と言いきっちゃうのはどうかと思うぐらい、ある曲の 丸パクリ いえ、パロディ曲なのです!
そのパロディ元はというと、
1948年公開の、ジュディ・ガーランドとジーン・ケリー主演のMGM映画「踊る海賊」の劇中歌である、コール・ポーター作曲の「Be a Clown」(訳すと「ピエロになれ」)です。
曲名の趣旨がほぼ一緒ですね。
「Be a Clown」は、ジーン・ケリーらが歌っています。
👇YouTubeで聴けるので聞いてみましょう!(違法アップロードでないトピックチャンネルの動画です)
最初の、セリフっぽい感じから歌に移行する感じや、その後のメロディの感じ、曲名の連呼の感じ、
何から何まで一緒ですね!!!
作詞作曲は、「雨に唄えば」の他の大半の曲と同じく、アーサー・フリードとナシオ・ハーブ・ブラウンが手掛けたようです。
同じ映画会社の、同じプロデューサーの作品の楽曲とはいえ、似すぎです!!!
ちなみに、あの有名キャラクターも歌ってる!
「Make 'Em Laugh」は、なんとあの人気映画「ミニオンズ」で、ミニオンたちがカバーしています!!!
👇ミニオンズの「Make 'Em Laugh」
筆者は、「ミニオンズ」劇場公開時に、Make 'Em Laugh聴きたさで映画館へ行きました!
エンドクレジットに「Singin' in the Rain」という文字や、アーサー・フリード、ナシオ・ハーブ・ブラウンの名前などが表示されており、感動しました。
おわりに
以上、「雨に唄えば」の中でたった2曲しかない新曲のうちのひとつ(もう一曲はこちら→ 「Moses Supposes」映画「雨に唄えば」の楽曲紹介⑪ )であり、コール・ポーターの「Be a Clown」のパロディであるという特殊性も持つ、「Make 'Em Laugh」のご紹介でした!
お読みいただきありがとうございました!!
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