クマムシ観察キットでクマムシを見よう
全国のクマムシファンの皆様、お待たせしました。クマムシ観察キット
、学研からついに発売です。
このキットには、LED内蔵ズーム顕微鏡、ベールマン装置、観察用プレート、テキストなどが付いています。本クマムシ観察キットの監修は、私と荒川和晴さんが担当しました。クマムシ研究者二人がかかわった本キット、リーズナブルな価格で、自由研究にももってこいの逸品に仕上がりました。
本キットで観察するクマムシは、コケの中に棲む種類のものを想定しています。コケを採取したら、上の写真の左側のベールマン装置とよばれる装置の上に置き、ここに水をかけて浸します。しばらくすると、コケの中から出て来たクマムシが下に落ちてくるので、そこを回収するという寸法です。回収したクマムシを、写真右側の顕微鏡で観察します。
付録のテキストには、クマムシの生態についての解説が載っています。どんなタイプのコケにクマムシがいるのかも、厳選したコケの写真を使用して示しているので、クマムシ初心者にはとてもやさしい教科書になっています。ちなみに、クマムシは青々としたコケではなく、カラカラのしょぼいものにいます。
この夏はぜひ、クマムシを採集して観察してみてください。
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