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【暮らし】お年寄りとお餅 - 辛口太郎のブログ

辛口太郎のブログ

日々思ったことを思うままに。

【暮らし】お年寄りとお餅

まだ独立前で実家で夫婦暮らしていた時のお話。

 

冬場の食後のデザートとして、母がお汁粉を出してくれました。

 

出てきたのは、マグカップに入った、熱湯でといた、缶詰餡子の小豆汁(餅無し)でした。

 

私は飲み慣れていましたが、餅無し汁粉を見た奥さんが母に「お餅はお嫌いなんですか?」と訊ねる。

 

母曰く「息子(私ではない)に餅類はNGと言われていて、暫く食べても、買ってもいないの・・・」

 

私や母は食べ物を十分咀嚼せずに飲み込む癖がありました。

 

度々喉に食べ物を痞(つか)えては、解消すべく、水を飲むなどして、辛い思いをしてきました。

 

その様を、私たち兄弟は子供の頃から幾度となく見てきました。

 

それを見かねた兄弟がいつしか母に餅を控えるようにさせました。

 

母は餅が好きな方なので不憫で仕方なかったのですが、私も度々痞える方だったので、止めることは出来ませんでした。

 

しかし、病で好きな物が食べられなかった母を早く無くした奥さんにとっても、好きなものを食べられないことを不憫と感じたようでした。

 

その後奥さんが色々考えてくれたことを綴りたいと思います。

 

~~~~~~~~~~

●調理前に予め4~8当分

店頭販売されているお餅をそのまま使わず、小さくします。

口に入れて歯で千切る必要もない上、火も通り易く、時短にもなります。

 

最近だとイオンのTopValueのお餅は、最初から両面に十字の切れ目が入っているので、手でも割りやすいですね。

 

お餅を焼く際、予め十字の切れ目を入れておくと、焼いた際のお餅内部の蒸気の出が良くなるようです。

 

焼き上がりに、形が歪になったり、網に貼り付いてしまったりが、比較的少なくなりました。

 

焼くより水煮

私ら夫婦は、トースターで焼いたお餅を醤油に付け、海苔を巻いて食べる、磯部餅が大好きです。

 

しかし、10年に1度位の頻度で、食べたお餅に銀歯が貼り付き、咀嚼中に銀歯が外れてしまうことがありました。

 

母も同様で、入れ歯は勿論の事、銀歯が外れてしまうこともしばしばでした。

 

しかし焼かずに水煮する形で磯辺焼きを作るようになって10年間、入れ歯や銀歯が外れることはなくなりました。

 

私もそうですが、硬いキャラメルを奥歯で噛んで、銀歯が外れた、なんて経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

 

歯への貼り付き度が高い食べ物ほど、嚙むことを繰り返すことで挿歯が外れやすいです。

 

だから焼餅よりも、貼り付き度が低い水煮にすることで、歯への貼り付きを低減させるようにしました。

 

ただ、お餅をそのまま調理すると、鍋にお餅が張り付いてしまいます。

 

しかし、焼いたお餅を水煮すると、餅表面が内部より硬くなるので、比較的鍋に貼り付かないようになります。

 

●餅を飲み込む際は少しずつ水分と一緒に

お汁粉、お雑煮、おでん(巾着餅)など、水分を含むお餅料理は、咀嚼(そしゃく)後、必ず汁と一緒に飲み込むようにする。

 

また一気に飲み込むのではなく、少しずつ飲み込むようにする。

 

そうすることで、喉の痞えで苦しむさまを見ることは無くなりました。

 

またお餅の水煮状態から、砂糖入りきな粉等、何か付けて食べる場合は、飲み物と一緒に食すようにしています。

 

●何よりお年寄りとは一緒に食事

私もそうですが、歳を重ねるごとに些細なことを忘れ、注意散漫になっていきます。

 

頭では分かってはいても、久しぶりに喉に痞え、苦しい思いをして改めて、飲み込み過ぎた、となるんです。

 

特に母はTVを見ながら食べている時に、注意散漫になり、喉に痞える傾向にあるため、「よく噛んで、少しずつ、ゆっくり飲み込みなね~」、とやんわり伝えています。

 

お餅に限った話ではないですが、できるだけ食事は皆同じタイミングで、特に喉に痞える人の食べ方には気を配ると良いですね。

 

 

以上が、この20年、餅好きの母向けに対策してきたお餅の調理方法でした。

 

また母が好きなお餅の食べ方は奥さんも好きになったようなので触れておきます。

 

●小さくした餅を焼き、暫く湯に浸してから、

・砂糖入りきな粉をまぶす

・ずんだ餡やごま餡、メープルシロップをかける

・ポン酢や醤油入りおろし大根と一緒に

・味付き納豆と一緒に(味付けはお好みで、ひきわりもグー!)

 

私が子供の頃は団地住まいだったのですが、地域の自治会で毎年1月は餅つき会がありました。

 

その頃から、砂糖入りきな粉餅、おろし大根餅、納豆餅、が会での定番メニューだったので、母も私たち兄弟も、思い出の食べ方でもあります。

 

最近はお米が高いこともあり、また調理が簡単なことや時期的に冬場ということもあり、お餅メインとする食事の回数も増えました。

 

同じように考えてるご家族もいらっしゃるようなので、飲み込み過ぎの喉の痞えには十分ご注意くださってくださいませ。

 

~~~~~~~~~~

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。

 

今年初めての投稿だったので、ご挨拶が大変遅くなりました。

 

書き忘れていたことがあったので、最後に。、

 

磯辺焼きの海苔ですが、大判状態で湿気で奇麗に切れない、ということがあると思います。

 

ハサミでカットもありですが、2つ4つ折りにして、手早くカットできる方が楽ですよね。

 

湿気を吸って、パリパリでなくなり、折っても切れない状態を経験されているとしたら、次のいずれかをお奨めします。

 

・封を開けたら、全部カットして、乾燥剤と一緒にタッパーに入れてしまう。

 

・餅を焼く前に、大判のままトースターの上に載せてから、餅を焼く。

 

前者の方がより良いのですが、大判のまま湿気を吸ってしまっている状態なら、後者である程度湿気を除去できます。

 

最初からカットされた海苔を買うのも1つの考えですが、大判の海苔よりもお値段高めなので、個人的には大判海苔がお奨めです。









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