僕らはみんな生きている、生きているから出している。

というわけで、生き物にまつわる新着本、入りました。

まずは全周。今回は普段と逆回転でお送りします。

では、いつもどおり細かく見ていきましょう。

↑ 生き物と言えばうんこであります。そして医療であります。体育であります。さらには、それらがみっちり集まったのが「戦争」であります。北欧ヴァイキングの戦いを描く巨編『ヴィンランド・サガ』入りました。

(今月の1冊!)
『ヴィンランド・サガ』(幸村誠、講談社)

↑ うんこといえば生物。そしてうんこで種を運ばせる植物、運ぶ動物。そして、かの有名なうさこちゃんとクマ公。

↑ タコ。プランクトン。サメ。ハダニ。生物学。DNA。遺伝。みっちり。そして歴史戦争巨編と言えばコレは外せない。ついに入れたったぜ『キングダム』。

(今月の1冊!)
『キングダム』(原泰久、集英社)

↑ 最も身近な生き物はやはり人間でしょう。人体、脳、心、老いと死。そして生き物と言えば子どもたちが一番気になるジャンルではないでしょうか。いきもののほん、かがくのほん、シートン動物記にノラネコ食べ歩き。一生遊べる探しっこ絵本も。

↑ 生物のお隣は宇宙。巨大な宇宙そのものの世界から、小さな量子の世界まで。はたまた数学、数字脳トレ、空想工学を活かしたアニメまで、科学は森羅万象に染み込んでいるのです(それを無視するキングダムの圧)。

↑ 科学は人智を越えた存在を想像する力でもあり、必然的に哲学や宗教とも連動します。というと堅苦しいですが、ぐっと身近なプーさんやムーミンや落語、お仕事の中にも、実は深ーい真理があるのです。

↑ 科学とは異なる真理追求手段と言えばやはり芸術。詩や川柳、演劇、そして文学まで。ところでお化けは生き物に入りますか? (それを無視するキングダムの圧)

↑ 児童文学も大きなシリーズが入りました。少年少女のための世界文学全集はなんとご寄贈(ありがとうございました!)! イラストがふんだんに使われていて豪華なんです。日本語の翻訳文もそれは美しい。そしてやまんばの娘のまゆちゃん、みんな大好きばばばあちゃんも参加。めいっぱい冒険しましょう。

↑ リアル冒険家の本も入ってます。椎名誠と野田知祐は外せないよね。真夜中の冒険もとい『よふかしのうた』はいよいよ完結。ご近所妖怪譚の傑作『夏目友人帳』も来ましたよ(作者のご出身もご近所の人吉です)。

↑ まだまだ続くよ読書の冒険。名作文学全集の下はちょっと怖ーい怪奇絵本たち。そしてリアルに怖い戦争の本も入れました。戦争は本の中だけでじゅうぶんだ。

↑ 幕末新撰組の冒険(これも戦争かな?)『風光る』も全巻入りました。その下は日本と海外の小説たち。ごっつい『物語要素事典』も満を持して登場だ。そして卓球部の皆様お待たせしました、松本大洋の傑作『ピンポン』も来たよ!

↑ 魔法の世界を冒険するならこれを見よ、ジブリ映画にもなったダイアナ・ウィン・ジョーンズがみっちり入りましたよ。日常の一瞬を冒険するにはショートショート、オー・ヘンリーと銭天堂も入ったよ。泣き虫ちびっ子の大冒険『モチモチの木』も忘れちゃいけない。そして絵本と違う世界を旅したいなら紙芝居をぜひ。じごくのぼうけんたのしいよ。

冒険するひとも、生き物大好きなひとも、ぶん文Bunにどうぞお越しください。
ヒト以外の生き物の皆様は、狩猟罠にご注意ください。

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今回の新着棚&ブログ記事は、睡眠時間を削って『キングダム』を読み終えた「飛び出す司書」がお送りしました。
現在は『ヴィンランド・サガ』のターンに入っております。