2025年2月7日から9日にかけて、インデックス大阪（大阪府住之江区）で関西圏最大級のカスタムカーの祭典「大阪オートメッセ2025」が開催されました。
　
　クルマ好きが集うこのイベントでは、過去にユニークなカスタムカーが数多く登場してきました。
　
　なかでも、大阪オートメッセ2023で披露されたホンダ「N-VAN」を英国SUV風にカスタマイズしたモデルに対して、ネット上では多くの反響が集まっています。

　そのクルマとは「HONDAFUNDER（ホンダッフンダー）」です。

　この個性的なカスタムを手掛けたのは、大阪府羽曳野市に拠点を置くカスタムショップ「ESB」です。

　ESBは国産車向けのエアロパーツやホイールを製造する会社で、オリジナルブランド「CLS」シリーズを展開しています。

　CLSパーツはデザイン性と機能性を兼ね備え、クルマのイメージを一新する独創的な造形が特徴です。

　そんなESBが手掛けたHONDAFUNDERは、ホンダの軽商用バンN-VANをベースにCLSブランドのパーツを組み合わせ、英国の高級SUV「ランドローバー・ディフェンダー」を彷彿とさせる力強いデザインを実現しました。

　丸目のヘッドライトと「DAFUNDER（ダッフンダー）」と刻まれたボンネットロゴが特徴的な外観は、まるでN-VANが別の車種に生まれ変わったかのような印象を与えます。

　ネット上では「このデザインならアウトドアにもぴったり」「軽バンなのに高級感がある」「軽バンがこんなにカッコよくなるなんて」「一瞬ディフェンダーかと思った」など、といった声が多く寄せられています。

　また「N-VANだけではなく、他の車種でも見てみたい」「ディフェンダー以外にも海外車種風パーツシリーズあったらいいなあ」など、ユニークなパッケージの他車種展開を期待するコメントも見られました。

　HONDAFUNDERは外観だけでなく、実用性もしっかり考えられています。

　CLSブランドの「CLS FOXフロントバンパー（7万円、税抜以下同）」や「CLS FOXリアバンパーパネル（3万円）」、「テールレンズカバー（2万円）」などを装着し、ディフェンダー風の重厚なデザインを完成させています。

　さらに、インテリアには「CLS FOXシートカバー（5万円）」を採用し、通常のN-VANにはない高級感を演出。

　リフトアップ仕様の「アゲバネ（3万8000円）」を使って車高を上げることで、SUVらしい堂々としたスタイルに仕上げています。

　足回りにはオフロードタイヤと「CLS TC01」ホイール（14インチ：1万2000円～／本、15インチ：1万4000円～／本）を組み合わせることで、本格的なクロスカントリースタイルを実現。

　見た目だけでなく、走行性能面でもアウトドアを意識した仕上がりとなっています。

　ベース車両となったN-VANは2018年にホンダが発売した軽商用バンで、広い荷室やセンターピラーレス構造が特徴です。

　もともと商用車として設計されたN-VANですが、最近ではその高い利便性からキャンピングカーやセカンドカーとして人気が高まっています。

　対するランドローバー・ディフェンダーは、イギリス発の本格クロスカントリー車。

　2020年のフルモデルチェンジでは先進技術が多数導入され、ラグジュアリーなSUVとしても注目を集めました。

　HONDAFUNDERは、この両車の魅力を巧みに融合させた1台と言えるでしょう。