今日は小平のガスミュージアム「~ガスのある東京の暮らしを見つめて~ヌエットの描く昭和モダンの軌跡」展に行ってきた。
ガスミュージアムは東京ガスの歴史とガス機器、明治以降の東京を描いた錦絵コレクションで知られる。
今回はノエル・ヌエットの新版画と同じ景色の現代の写真を並べて展示している。
戦後の再建で今とあまり変わらない風景もあれば全く見違えるようになった風景もある。
例えば神田川・お茶の水を描いた《東京風景 御茶ノ水》は、現在では草木が鬱蒼としていてほとんど周囲の建築物を見ることができなくなっている。
ヌエットというと新版画全般を扱った展覧会でしか観たことはなかったが、改めて観ると万年筆スケッチを元にした線が独特だ。
無料図録が貰える点がありがたい。
またミュージアムショップにもこれまでの明治錦絵に加えてヌエットの新版画の絵葉書が加わっていた。