睡眠計は、睡眠トラッカーとも呼ばれる、睡眠に関するさまざまなデータを可視化できるアイテムです。取得した情報はアプリ上で管理したり、過去のデータと比較したりできます。
睡眠計は、リストバンド型やマット型など種類が豊富。また、製品によって搭載している機能に違いがあるため、どれを選べばよいのか分からない方も多いはずです。そこで今回は、睡眠計の選び方とおすすめ製品をご紹介します。
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睡眠計とは?
睡眠計の仕組み
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By: rakuten.co.jp
睡眠計は、睡眠時の心拍数や寝返りの回数などから睡眠状態のデータを取得するモノ。取得できる主なデータは、睡眠時間・浅い眠り・深い眠り・レム睡眠などです。取得したデータは、睡眠計とスマートフォンのアプリを連動させて、アプリから内容を確認できます。
本体の種類は、ベッドや布団の下に敷いて使う「マット型」、手首に装着する「リストバンド型」や「腕時計型」などがあります。製品の種類によって測定できる内容や、測定方法に違いがあるため、自身の用途に合うモデルを選びましょう。
睡眠計を使うメリット
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睡眠計を使うメリットは、睡眠の質を確認できる点。毎日の睡眠状態のデータを可視化し、自身の睡眠の傾向を判断できます。
睡眠データは、浅い睡眠・深い睡眠・レム睡眠の時間や、目覚めていた時間などをチェック可能。また、就寝する時刻にスマートフォンへ通知を送る機能なども搭載し、規則正しい生活を送りやすくなります。
睡眠計の選び方
タイプで選ぶ
マット型
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By: withings.com
マット型は、ベッドや布団の下に敷いて睡眠データを取得するタイプです。特別な操作を必要とせず、寝具に設置するだけのため、比較的簡単に導入できます。機能は睡眠データを取得するだけのモノがほとんどです。
マット型の注意点として、本体の厚みによっては睡眠時に違和感を覚えることも。また、製品によって対応できる寝具の厚みも異なるので、しっかりと仕様を確認しましょう。
リストバンド型
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By: garmin.co.jp
リストバンド型は、腕に装着しておくことで、睡眠の質を計測できるタイプ。腕時計型に比べて、軽量かつコンパクトなのが特徴です。基本的には「活動量計」と呼ばれる機能を搭載し、睡眠計の機能だけでなく、運動量や消費カロリーを計測できる機能を備えています。
リストバンド型は、運動量の計測も同時に行いたい方や、外観がスマートでおしゃれに身につけたい方におすすめです。1つのモデルに対して、複数のカラーバリエーションを取り揃えていることも多く、好みのデザインを選べます。
しかし、スマートウォッチ・腕時計型に比べて、ディスプレイが小さい点には注意が必要です。
スマートウォッチ・腕時計型
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By: huawei.com
スマートウォッチ・腕時計型は、睡眠計以外に活動量計や電子決済などに対応できるモノを展開している点がメリット。スマートフォンの通知も、デバイスから確認できるため、幅広い用途で活用したい方におすすめです。
しかし、就寝時にもデバイスを身につけていないと、睡眠データを取得できません。寝るときも装着するのが煩わしい方は、据え置き型やマット型を検討してみてください。
リング・指輪型
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By: amazon.co.jp
リング・指輪型は、指にはめて専用アプリと連携することで、睡眠を分析できるタイプ。コンパクトかつ軽量で、装着していても負担になりにくいほか、ファッションの一部として機能させたい方におすすめです。
取得したデータは連携したアプリからチェックが可能。睡眠分析以外にも、心拍数や血中酸素などの測定にも対応しているモデルもあり、1日の活動結果をチェックできます。
しかし、スマートウォッチ型などのように装着時のサイズ調整ができないため、サイズ選びを間違わないよう注意しましょう。
機能をチェック
睡眠記録をチェックできる「アプリ連携機能」
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By: amazon.co.jp
睡眠計は、基本的にスマートフォンの専用アプリとの連携に対応しています。睡眠計を選ぶ際は、自身が所有しているスマートフォンが、睡眠計のアプリに対応しているかをチェックしておきましょう。
睡眠の質を分析したデータは、アプリから確認が可能です。使用するアプリによっては、過去の睡眠データや、自身と同じ年齢層の睡眠データと比較できます。
起床時間にアラームをセットできる「目覚まし機能」
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快適に眠りから目覚めたい方は、目覚まし機能を搭載した睡眠計がおすすめです。睡眠計の目覚まし機能は、睡眠のデータをもとに適切なタイミングでアラームを発生でき、すっきりと目覚められます。
リストバンド型やスマートウォッチの睡眠計の場合、本体が振動して、快適に起床できるモデルもあります。
バッテリー持続時間に注目
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睡眠計は、充電式を採用しているモノを選ぶ場合、バッテリー持続時間をチェックしておきましょう。バッテリーの持続時間が乏しいと、就寝時にバッテリーが切れてしまいやすく、睡眠データを取得できなくなるほか、充電の回数を多く必要とします。
一方でバッテリー持続時間が長いと、充電をこまめにする必要がないので、継続して睡眠データを取りやすくなります。特にリストバンド型やスマートウォッチのウェアラブルデバイスでは、睡眠計以外の用途でも使う場面が多いため、長時間使用できるモデルがおすすめです。
睡眠計のおすすめ|マット型
タニタ(TANITA) 睡眠計 スリープスキャン SL-511-WF2
手軽に睡眠データを測定できるマット型睡眠計です。本製品は、寝具の下に設置して測定を行うモデル。センサーが自動で入床と起床を判別し、操作なしで睡眠データを取得します。
睡眠データはタニタの健康管理サイトである「からだカルテ」に蓄積。データは、睡眠の状態が数値でチェックできるほか、睡眠のアドバイスを表示できるのが魅力です。生活習慣を見直したい方におすすめです。
睡眠データから分かる項目は、睡眠の深さやリズム、睡眠のタイプなど。データのやりとりはWi-Fi通信を使用します。
ウィジングズ(Withings) Sleep
さまざまな睡眠データの検出機能を備えたマット型睡眠計です。睡眠サイクルや心拍数、呼吸の乱れ、いびきをかいているなどをチェックできます。
本製品は、マットレスの下に敷いて、自動で計測を行うモデル。Wi-Fiを経由して専用アプリにデータを同期し、睡眠の状態を確認できます。寝るだけで簡単に睡眠データを取得できる製品を探している方はチェックしてみてください。
睡眠計のおすすめ|リストバンド型
ガーミン(GARMIN) vívosmart 5 アクティビティトラッカー 010-02645-60
軽量かつコンパクトで、1日中無理なく装着しやすいリストバンド型睡眠計です。本体は、Mサイズで重量は24.5g。ストラップ素材はシリコンを採用し、柔らかな着け心地です。装着しているだけで、歩数・心拍数・ストレスレベル・睡眠などの情報を自動でトラッキングできます。
本体は、専用アプリとの連携で、睡眠の質をスコア化。よりよい睡眠のためのヒントを得られるようになります。また、1日の過ごし方からストレスレベルのチェックも可能です。
女性向けの機能を搭載しているのもおすすめポイント。50m防水機能付きで、シャワー中でも安心して使えます。互換性のあるスマホとのペアリングで、メールやアラートの受信も可能です。
フィットビット(Fitbit) Charge 6 トラッカー
Suica対応のFitbit Payを搭載した、機能性の高いリストバンド型睡眠計です。外出先でのお支払いがスムーズで、少ない荷物でお出かけしたい方におすすめ。GoogleマップやYouTube Musicにも対応し、楽しくワークアウトを実行できます。
睡眠中は、浅い睡眠・深い睡眠の各ステージのグラフや睡眠スコアを表示可能。自身の睡眠習慣や傾向を把握できます。また、ストレスマネジメントスコアも確認できるので、習慣の見直しに役立つのも魅力です。
バッテリーは最大7日間持続。週末の旅行の際も、充電器を持ち運ぶことなく、出かけられます。
フィットビット(Fitbit) Inspire 3
毎日の健康状態を記録したい方におすすめのリストバンド型睡眠計です。本体は、最大10日間バッテリーが持続するモデルで、充電の手間を少なく抑えられます。睡眠トラッキング機能は、睡眠スコア・浅い睡眠・深い睡眠・レム睡眠や、睡眠時の心拍数、睡眠スケジュールなどの記録をチェックできます。
また、専用アプリから、安静時の心拍数や血中酸素ウェルネス、推定睡眠時皮膚温などの変化を確認することも可能。自身の状態をチェックして、その日の適した行動を判断できるようになります。
ベルトはスリムかつ、滑らかなシリコン素材で、軽やかに着用が可能。睡眠時に装着していても負担になりにくい設計です。
シャオミ(Xiaomi) Smart Band 9
睡眠時でも負担になりにくい、軽量設計なリストバンド型睡眠計です。ストラップを除く本体のみ重量が15.8gと軽量で、睡眠時でも少ない負担で装着できます。本体幅がスリムで、邪魔になりにくい設計です。
本体は、専用アプリと連携して、睡眠中の心拍数や血中酸素を調べられる「睡眠ステージモニタリング」と、睡眠習慣やパターンを調べられる「睡眠サイクルモニタリング」を行えます。取得したデータから、休憩に関するアドバイスを提供するのもポイントです。
また、150以上のスポーツモードを搭載し、負荷やトレーニング結果を取得可能。本体デザインとカラーは、幅広い種類を取り揃えており、好みのモデルを選択できます。
睡眠計のおすすめ|スマートウォッチ・腕時計型
ガーミン(GARMIN) Venu 3 010-02784-41
夜の眠りと昼寝も自動で計測できるスマートウォッチ型睡眠計です。本製品は、睡眠の質を100点満点で評価する睡眠スコアや、スコアを改善するための睡眠時間、睡眠改善のアドバイスを提供。理想的な昼寝の時間などをチェックできます。
朝起きたときは、睡眠・回復・天気などの情報をひと目で確認可能。表示項目はカスタマイズできるので、使用する人に合わせた情報を取得できます。また、エネルギーモニター機能により、体のバッテリー残量を知ることも可能。その日の活動に費やせるエネルギーがあるかをチェックできます。
バッテリーは、1度の充電で約14日間使用可能。充電の手間が少なく、継続的に睡眠や運動などのデータをトラッキングできます。
ガーミン(GARMIN) Venu Sq 2 010-02701-70
健康的なライフスタイルを送りたい方におすすめのスマートウォッチ型睡眠計です。本体は、心拍数・血中酸素・呼吸数・消費カロリーなどを測定可能。女性向け機能も搭載しており、女性の利用にもぴったりです。
また、心拍数・呼吸・寝返り数・睡眠時間などから、睡眠の質を分析。睡眠の質をスコアで評価します。本体は、スマホとのペアリングにより、着信やSNSなどの通知を手元から確認が可能。Suica対応で、買い物や電車の乗り降りをスムーズに行えるのもポイントです。
シャオミ(Xiaomi) Redmi Watch 4
高い操作性を求める方におすすめの、1.97インチの大画面を搭載したスマートウォッチ型睡眠計です。画面は60Hzのリフレッシュレートで、滑らかに反応するのも特徴。フレーム素材は、アルミニウム合金を採用し、堅牢かつデザイン性の高いデザインに仕上げられています。
本体の睡眠モニタリング機能は、深い眠り・浅い眠り・レム睡眠などのさまざまな段階の睡眠状態をリアルタイムに記録。睡眠の習慣改善および質の向上が期待できます。ほかにも、ストレスモニタリングや、24時間血中酸素レベルモニタリングなどの機能を搭載。使用者をサポートします。
バッテリーは、標準使用モードで20日間の使用が可能。充電は、ポータブルマグネット充電により、簡単に充電ができます。
ファーウェイ(HUAWEI) Band9
重さ約14gと軽量で、快適な着け心地を実現した睡眠計。画面サイズは1.47インチ、厚みは約8.99mmとコンパクト。軽快に着用できるモデルを求める方におすすめです。
バンドは、ソフトなフルオロエラストマー素材と、抗菌加工を施したナイロン素材から選択できます。また、カラーバリエーションが豊富で、好みの色を選択しやすいのも嬉しいポイントです。
睡眠中は、心拍数・血中酸素レベル・呼吸数・呼吸乱れなどをモニタリング。取得したデータから、よりよい睡眠を得るためのアドバイスを提供します。また、日々のストレスの記録や管理をできる機能もあり、健康面を充実させたい方にぴったりです。
フィットビット(Fitbit) Sense 2
日々の健康管理をしたい方におすすめのスマートウォッチ型睡眠計です。睡眠プロフィール機能により、毎月の睡眠データを分析して、睡眠の改善方法を提供します。
睡眠スコアでは、前夜の眠りの質を確認可能。「Fitbit Premium」に登録すれば、浅い眠り・深い眠り・レム睡眠の時間の内訳をチェックできます。
また、自分の健康状態の変化を確認できる、健康指標ダッシュボードを搭載。心拍変動や推定睡眠時皮膚温の変動、血中酸素ウェルネスなどを確認できます。90日間のデータをもとに、健康状態の推移を確認することも可能です。
本体は、Googleのスマート機能にも対応。Googleマップの道案内や、スマホの通知受信、Fitbit PayのSuicaなどの機能を活用できます。
睡眠計のおすすめ|リング・指輪型
RingConn Gen 1
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追加の費用なしで健康モニタリングを利用できるリング型睡眠計です。本製品は「Apple Health」や「Google Health Connect」などのアプリと連携が可能なモデル。iOSとAndroidユーザー問わず健康モニタリングに対応します。
睡眠モニタリングでは、睡眠サイクルや睡眠についてのアドバイス、改善計画を提供。心拍数や血中酸素飽和度などの測定にも対応し、自身の健康状態をチェックできます。
素材は、航空宇宙グレードのチタンを採用。優れた軽量性と耐久性で、毎日快適に装着できます。バッテリーはおよそ7日間持続。付属の充電ケースでは、リングを18~20回充電できるので、出張などで長期間使う場合にもおすすめです。
Monomam SmartRing
日本ブランドで安心感のあるリング型睡眠計です。本製品は、大きさ・重さ・サイズにこだわって作られたモデル。健康面の管理のほかに、ファッションの一部として機能させたい方にもおすすめです。
本体は、指にはめているだけで、睡眠分析やアクティブトラッキングが可能。睡眠分析では、深い眠り、浅い眠り、覚醒などのタイミングを表示するほか、睡眠時の平均心拍数や心拍変動などもチェックできます。過去7日間の睡眠傾向を見られる設計で、睡眠の改善に役立ちます。歩数・消費カロリー・時間などをグラフで表示可能です。
睡眠計は、マット型・リストバンド型・腕時計型などがあります。睡眠計としての機能だけを求める方や、睡眠の際に道具を身につけたくない方は、マット型がおすすめです。睡眠のデータ以外に、運動したデータの管理などもしたい方は、多機能なリストバンド型や腕時計型を選びましょう。