昨日Macで使えるGitフロントエンドの紹介を書いたところ、友人のPishenさんからForkというツールもあることを教えていただきました。
How about https://t.co/fDZq7jzQoo ?
— Pishen Tsai (@pishen) 2017年8月30日
Webサイトはこちら。現時点ではMac版(動作にはMacOS X 10.11以降が必要)のみですが、Windows版も提供予定のようです。
リリースノートを見ると昨年から開発されていたようですが、完全にノーマークだったので早速試してみました。
- 1ウィンドウで複数リポジトリをタブ切り替えで操作できる
- ブランチの状況も把握しやすい履歴ビュー(見た目的にはSourceTreeに近い)
- コミット時点のファイルツリーを確認できる
- 動作は軽快(ただし安定度についてはまだ不明)
- ターミナルから起動するためのコマンドが用意されている
- ブランチを複数選択してまとめて削除できる
- (行単位ではなく)文字単位の差分表示、画像の差分表示も可能
- 対話型のリベース機能が実装されている
などなど、様々なGitフロントエンドの良いとこ取りをしている感じです。これは探し求めていたものかもしれない…。
対話型のリベースはこんな感じ。このダイアログでコミットを編集してRebaseを押すと反映されます。
差分はサイドバイサイドの表示も可能です。文字単位で差分表示されていることがわかります。
試していませんが、GitHubの通知を表示してくれる機能などもあるようです。
安定度や細かい部分はしばらく使ってみないとわかりませんが、他のツールと比べて機能的に不足を感じるのはGitKrakenのGitHub連携機能(プルリクエスト元のリポジトリをリモートリポジトリに追加したり、ブランチを一発でチェックアウトしたりできる)くらいでしょうか。
ForkはOSSではありませんが、GitHubのIssuesを使用してバグレポートやフィーチャーリクエストを受け付けているようなので、気になる点や要望などが出てきたらこちらに投げていこうと思います。
将来的には有料化するのかもしれませんが、いまのところはベータ版ということで無料で利用できますので、Macで良いGitフロントエンドをお探しの方は是非一度試してみてください!