元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(59)は28日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、この日で45年にわたる歴史に幕を閉じる東京・新宿の商業施設「新宿アルタ」との「残念」な思い出を語った。
1980年4月に開業した新宿アルタは、当時の若者にとって、待ち合わせ場所の定番としてあまりにも有名だった。タモリ(79)がMCを務めたフジテレビ系の伝説的人気番組「森田一義アワー 笑っていいとも!」がビル内のスタジオで生放送されていたこともあり、「アルタ」の名前は全国的にも知られた。JR新宿駅前にあり「アルタビジョン」ではさまざまな映像が流れ、今も観光スポットの1つだが、昨年3月、今年2月28日での営業終了が発表されていた。
番組では、新宿アルタのこの日での営業終了を伝えた。MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一(53)が「『笑っていいとも』は2014年に放送が終わっており、若い人の中には『何ですか?』となるかもしれないけど、タモリさんが何十年もやっていたお昼の番組です」と解説。
これに金曜コメンテーターを務める一茂は「45年って、すごい長い間だったけど、その間新宿はすごく発展していると思う、1つの時代が、今後節目として変わっていくのかなと。今後どういう新宿になるのかなという楽しみがある」とした上で、「ぼくがいちばん残念なのは、タモリさんの『笑っていいとも』に出たことがない」と嘆いた。
「意外ですね」の声を受け「いや~、タレントとしての才能がなかったので、呼ばれなかったのかな? と思っているんですけど」と、自虐的に嘆いた。
「今、タモリさんとご一緒することがたまにあるんですが、いつも(番組の名物コーナーだった)『テレホンショッキング』に、出たかったなあと、ここまで出かかっているんだけど、言ったら失礼かなと思って言ったことはないんですけど。今、テレビで言っちゃったけど。出たかった」と、本音も口にした。
元テレビ朝日社員の玉川徹氏に「フジテレビにはいろいろ出ていたでしょ?」と問われた一茂は「もちろん『出禁』ということはなかったですが」と笑わせつつ、「笑っていいとも!」の出演がなかったことについて「もしかしたら呼ばれていたのかもしれないけど、タイミングがスケジュールとかで合わなかったのかも知れない。たまたま。と、思いたいですけどね」と、語った。