スマートフォン用PDF閲覧アプリの定番である「GoodReader」は、動作の快適さからユーザーの間では「神アプリ」と呼ばれている。一時期は販売価格を115円に値下げするキャンペーンを行なっていたため、インストールした人も多いだろう。現在はiPhone版とiPad版ともに350円になっているが、それでも筆者が購入した時の価格(600円)より安い。
そんなGoodReaderだが、こまめなバージョンアップを繰り返して、登場当時とは段違いにパワーアップしている。今回はGoodReaderを使い慣れていないユーザーやまだ購入していない人のために、シチュエーション別の使いこなし技を紹介しよう。
ライター業にはGoodReaderが欠かせない
筆者は仕事柄、PDFをやりとりすることが多い。本連載程度のPDFならば、メーラー組み込みのビューワーでも表示できるが、特集や単行本の校正用PDFとなると、1ファイルで10MB以上になることも多い。そんな大きなPDFでも、さくさく閲覧できるのがGoodReaderの強みだ。
転送するのが少々手間ではあるものの、600dpiで取り込んだ画像による約600MBのPDFも10秒程度で開き、3秒ほどでページ送りできるなど、速さと安定感はダントツだ。
GoodReaderを常用する以前だと、PDFに注釈を入れる際にはPDF編集アプリの「iAnnotate PDF」を利用していた。iPad専用なうえに1200円もするが、パソコンなしで作業できるので助かったものだ。
ところが、今ではGoodReaderにも注釈機能が搭載されている。注釈を付けたい部分をタップして、文章を入力するだけの簡単操作だ。ラインマーカーや取り消し線、下線なども付けられる。何より、iPhoneでもPDFに注釈を入れられるので、iPadが出せないところ(あるいは持ってきていない場合)でも、作業できるようになったのがうれしいところだ。
GoodReaderは外部映像出力にも対応している。「Apple iPad Dock Connector」があれば、iPhoneやiPadからディスプレーやプロジェクターに画面を表示できるのだ。PDFはもちろん、画像や動画まで表示できるので、ビジネスでプレゼンテーションに使ったり、プライベートパーティーで面白い動画を見せる時などにも利用できる。
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