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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第52回

iPhone/iPadで進化した「GoodReader」を使いこなす技

2011年02月15日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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iPhone用GoodReader

iPhone用GoodReader。30MB以上のPDFファイルも瞬時に表示して、さくさくとページ送りができる

 スマートフォン用PDF閲覧アプリの定番である「GoodReader」は、動作の快適さからユーザーの間では「神アプリ」と呼ばれている。一時期は販売価格を115円に値下げするキャンペーンを行なっていたため、インストールした人も多いだろう。現在はiPhone版とiPad版ともに350円になっているが、それでも筆者が購入した時の価格(600円)より安い。

 そんなGoodReaderだが、こまめなバージョンアップを繰り返して、登場当時とは段違いにパワーアップしている。今回はGoodReaderを使い慣れていないユーザーやまだ購入していない人のために、シチュエーション別の使いこなし技を紹介しよう。

ライター業にはGoodReaderが欠かせない

 筆者は仕事柄、PDFをやりとりすることが多い。本連載程度のPDFならば、メーラー組み込みのビューワーでも表示できるが、特集や単行本の校正用PDFとなると、1ファイルで10MB以上になることも多い。そんな大きなPDFでも、さくさく閲覧できるのがGoodReaderの強みだ。

 転送するのが少々手間ではあるものの、600dpiで取り込んだ画像による約600MBのPDFも10秒程度で開き、3秒ほどでページ送りできるなど、速さと安定感はダントツだ。

 GoodReaderを常用する以前だと、PDFに注釈を入れる際にはPDF編集アプリの「iAnnotate PDF」を利用していた。iPad専用なうえに1200円もするが、パソコンなしで作業できるので助かったものだ。

 ところが、今ではGoodReaderにも注釈機能が搭載されている。注釈を付けたい部分をタップして、文章を入力するだけの簡単操作だ。ラインマーカーや取り消し線、下線なども付けられる。何より、iPhoneでもPDFに注釈を入れられるので、iPadが出せないところ(あるいは持ってきていない場合)でも、作業できるようになったのがうれしいところだ。

注釈を入れたいところを長押しするとメニューが表示されるので、「Note」をタップする

このファイルに記録するのか、別ファイルを作成するのかを選べる

注釈を記入し終えたら「Save」をタップ

iPadで注釈を入れたPDFファイルをパソコンで表示してみた

 GoodReaderは外部映像出力にも対応している。「Apple iPad Dock Connector」があれば、iPhoneやiPadからディスプレーやプロジェクターに画面を表示できるのだ。PDFはもちろん、画像や動画まで表示できるので、ビジネスでプレゼンテーションに使ったり、プライベートパーティーで面白い動画を見せる時などにも利用できる。

「Apple iPad Dock Connector」を使えば、iPhone内のファイルを大画面テレビに映せる

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