このページの本文へ

イー・モバイルから発売の「Nexus 5」を詳しくチェックする

2013年11月01日 18時00分更新

文● ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 今日1日未明に発表されたGoogle「Nexus」ブランドの新スマホ「Nexus 5」。Google Play Storeで早くも注文受付を開始したほか、イー・モバイルからも「Nexus 5 EM01L」として、11月中旬に発売予定だ。発表会で試した実機に加え、料金面の話も含めて見ていこう。

海外モデルそのままの形で、イー・モバイルから発売される!

素のNexus 5でSIMロックフリーのまま
実質的にソフトバンクのLTE/3G網で利用する

 まず気になるのは、Google Play Storeから購入できる「Nexus 5」と、イー・モバイル版との差分だ。これについては「基本的に違いは無い」とのこと。対応するネットワークも同一で、さらにSIMロックフリー、今後のOSアップグレードも同様にOTAで配信されるはずだという。

製造担当は違えどデザイン的には新型Nexus 7に近い

実際にこうやって並べると親子感覚

背面は新型Nexus 7と比べると、もう少しツルンとした手触り

8.6mmということでスゴく薄いという感じではない。防水対応ではなく、ポート類はむき出し

 ただし、イー・モバイルから販売された端末は、IMEI(携帯電話を識別するための番号)で管理されているため、Googleから購入した端末の修理をイー・モバイルの窓口で依頼することは当然不可能で、後述するプランで提供されるSIMをGoogle版の端末で利用することもできない。

 端末内のアプリも、素の「Nexus 5」そのもので、余計なアプリはほとんど何も入っていない状態。スマホ初心者向けというより、基本的にはNexus端末の意味合いを理解している人に適した1台だろう。

端末の中身はほぼ完全にそのまま

 ディスプレーは4.95型フルHDのIPS液晶で、CPUはSnapdragon 800 2.26GHz(クアッドコア)とイマドキのフラグシップモデルと同じ。イー・モバイルから発売されるのは16GB版のみ。なお、カラバリはブラックとホワイトの2色。

 グローバル端末をいち早く導入するために、今回ソフトバンクとイー・モバイル、両社のLTE/3Gネットワークが利用できる「EMOBILE 4G-S」という新しい通信サービスをスタートする。

 Nexus 5の場合は、2.1GHz/1.7GHz(1.8GHz)/900MHzのFD-LTE、900MHz/2.1GHzの3G(W-CDMA)の通信が利用可能(900MHzのFD-LTEは来春提供開始)。このうちイー・モバイルのネットワークは1.7(1.8)GHzのLTEのみ。ちなみにこの対応周波数はソフトバンク版iPhone 5s/iPhone 5cと同等である。特に音声通話はソフトバンクの3G網頼みということで、端末上の接続ネットワークも「SOFTBANK」と表示されていた。

データ通信は月5GB
端末を一括で買えば、月2515円で利用可能!

 料金については少々複雑だが、「4G-Sプラン」「データ定額3-S」に加入し、2年契約前提の各種割引に加入することで、月4195円となる。「4G-Sプラン」は1~21時までのソフトバンク/イー・モバイル宛通話が無料になるなど(それ以外は21円/30秒)、ソフトバンクの「ホワイトプラン」に似た内容だ。

2年契約前提の各プランと割引に加入することで、基本となる月額料金はISP料金込みで4195円になる

 ただし、従来のイー・モバイルスマホで利用できた、1回10分/月300回までの国内通話が無料になる「通話定額オプション」がないのは少し残念な点。速度制限がかかるまでのデータ通信量は上記割引適用時は、月5GB。それ以降は2GBごとに2625円が必要だ。

 つづいて端末価格。ニュースリリース内には一括価格として5万400円(24回分割で2100円×24回)という金額が書かれている。しかし、実際の価格は販売店が決めるという注釈のもとで、3万9800円というキャンペーン価格も書かれており、実際の販売現場では、この金額が基本になると思われる(これはGoogle Play Storeと同じ価格)。

 さらに発表会ではドコモやauからMNPしたケースの一例として、2万4800円という価格が提示された。2年契約前提の上記割引に加入した場合、最大24ヵ月、月1680円の「月額割引-S」が適用されるため、端末を一括で購入してしまえば、普段の料金は月2515円とかなりお手頃になる計算だ。

キャンペーン価格という注釈ながら、新規時3万9800円、MNP時2万4800円という端末価格をアピール

端末を一括で購入してしまえば、あとは普段の月額料金は2515円となる

こんな形と早さで話題のグロスマが
国内導入されたのはこれまで無かった!?

 前述したようにイー・モバイルから発売されるNexus 5は、実質的にソフトバンクのネットワークを利用するわけだが、ITに強いユーザーが多いイー・モバイルの販売網を活かし、話題の端末を海外からそのままの形でいちはやく、しかも比較的格安な料金体系で提供する点に価値があると言える。

 なお、イー・モバイルショップや家電量販店に加え、ウィルコムプラザでも取り扱い予定とのことだ。

ゴールドマン・サックス出身で、普段はピッチリとスーツ着用のエリック・ガン社長も今日はグーグル風に決めてきた!?

発表会のお土産にキットカットが。イー・モバイルのNexus 5発表への意気込みが見える?


イー・モバイル「Nexus 5 EM01L」の主なスペック
メーカー LGエレクトロニクス
ディスプレー 5型IPS液晶
画面解像度 1080×1920ドット
サイズ 約69×138×8.6mm
重量 約130g
CPU Snapdragon 800 2.26GHz(クアッドコア)
内蔵メモリー(RAM) 2GB
内蔵ストレージ(ROM) 16GB
OS Android 4.4
LTE対応周波数 2.1GHz/1.7GHz/900MHz
3G対応周波数 2.1GHz/900MHz
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz)
カメラ画素数 リア:約800万画素CMOS/イン:約130万画素
バッテリー容量 2300mAh(交換不可)

■関連サイト

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン

pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy