週表示に特化した軽量カレンダーアプリ「Callist Calendar」

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既にApp Storeから削除されており、入手できません。


iPhoneで使うカレンダーアプリ再考企画の第一回はCallist Calendar。レビュー時のバージョンは1.2.1です。

正直な所、あまり有名なアプリではないと思いますが、なかなかの良アプリ。特に週間表示閲覧は使い勝手が良く、十分にメインのカレンダーアプリとして活躍できると思います。独特のデザインは好みが別れるところですが、個人的には好きです。

向いているタイプ

イベント入力はPCがメインで、iPhoneではサクサク確認したいユーザー向け。

特徴

  • 有料カレンダーアプリの中では170円と比較的安い
  • ほぼ週表示に特化。逆に月表示はわかりづらく、年表示も確認程度に。
  • iOSカレンダーに対応し、複数のカレンダーを色分け表示も可能。
  • iPhoneの上部ステータスバーが表示されない(設定ON/OFF可)。
  • 画面右上に現時刻を示すアナログ時計が表示され、タップすると今日にジャンプ。
  • 動作がとにかく軽快。閲覧重視の用途にピッタリ。
  • イベント入力画面は独自方式の他、iOS標準方式にも対応。

閲覧画面

年表示

  • 左右スワイプ操作で前後の年へ移動
  • 日付部分の長押しでイベントの詳細表示(5件)
  • いずれかの月をタップすると、該当の月へジャンプ
  • イベント追加は不可能

同種のアプリの中でも珍しい年表示。詳細表示は実際にどこを長押ししているのか分かるように拡大表示部があるとはいえ、かなりやりづらいです...あくまでも年間の確認用として使うのがベター。

月表示

  • 左右スワイプ操作で前後の月へ移動
  • 日付部分の長押しでイベントの詳細表示(5件)
  • いずれかの日付をタップすると、その日の表示へジャンプ
  • 左に表示されている週番号をタップすると、その週の表示へジャンプ
  • 画面右下のボタンからイベント追加

月表示ではイベントの詳細は分からないので、年表示と同様の方法で確認するのみ。同種のアプリではできているだけに、月表示メインの用途では苦しいと思います。

週/日表示

  • 画面上部の左右スワイプで前後の週へ移動
  • イベントをタップすると詳細表示
  • イベントの長押しでコピー、削除、マーキング、.icsで送信メニューが表示
  • 曜日選択バーの表示が可能(デフォルトはOFF)
  • 画面右下のボタンからイベント追加

メインで使うと思われる表示画面。週/日表示は同一画面なので、週表示の画像を載せています。画面上部には視覚化された一週間の予定とカレンダーが表示。イベントはリスト形式で表示。曜日選択バーのおかげで、一日のイベントが多い日のスクロールする手間が省けます。

イベント右側のマークは時刻と所要時間を表していますが、少し分かりにくいので変更したほうがいいかもしれません。

複数カレンダーの色分け表示


カレンダーの色は1タップで簡単に切り替え可能。さらに右側の優先度の設定を行うと、週/日表示で表示される画面上部の予定表の区別がしやすくなります。

イベント入力画面


入力画面はアプリ独自方式とiOS標準方式を切替可能。独自方式ではテンプレートによる入力にも対応し、ワンタップでテンプレートに記憶することができます。

独自方式は少しクセがありますが、アップデートにより細かい配慮がなされているので、慣れると便利に使えます。

まとめ

多くのカレンダーアプリに比べると、多機能さという面では劣りますが、iPhoneでの用途を考えると必要十分とも言えます。

何よりも移動中や外出先でサクっと予定を確認するという用途においては、かなりコストパフォーマンスに優れたアプリだと感じました。

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