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2019年1月20日日曜日

社説=メディアは麻疹集団感染の発生源を報道しろ

医療を拒み手かざしで病気が治ったとする体験談が満載のMC救世神教のウェブサイト
三重県津市に本部を置くMC救世神教の研修会で発生した麻疹(はしか)の集団感染は、現在まで二次感染を含め計36人の感染が報道されている。感染者の一人(三重県在住)が大阪・京セラドームで行われたAKB48の握手会に参加していたことから、大阪市やAKB48オフィシャルサイトでも注意喚起がなされるなど、影響が広まっている。しかし未だに、医療を否定し「浄霊」と称する手かざしによって病気を治せると信じるMC救世神教が集団感染の発生源である事実を、行政は発表せず、本紙以外のメディアも報じていない。報道各社は、率先してこれを報じるべきだ。

2018年10月12日金曜日

【社説】幸福の科学と決別した教祖長男を応援しよう

宏洋氏のYouTubeより
幸福の科学の地球至高神・大川隆法総裁の長男・宏洋氏が、YouTube上で「大川総裁を神だと思ったことは一度もない」などとぶっちゃけ、芸能人霊言について教団や大川総裁を批判。教団側も反論の声明やYouTube動画を公表し、宏洋氏が新たな動画でそれに反論している。YouTube上で教祖一族と教団幹部が罵り合う光景は極めて異例。ネット上では「炎上」状態だ。

ちょっとしたお祭り騒ぎとなっているが、宏洋氏の言葉からは「カルト2世」の過酷な境遇や社会復帰の困難さが垣間見える。芸能活動を希望する宏洋氏の社会復帰を応援したい。

2018年7月4日水曜日

〈社説〉メディアの良識はどこへ?日刊サイゾーが悪質な2世記事を配信

日刊サイゾー(2018.6.12配信)
 W杯開幕直前、日本代表チームに関する悪質な報道が行われていた。6月12日付けの日刊サイゾーが『W杯直前! サッカー西野ジャパンに“日の丸を背負う統一教会ファミリー”が……』と題した記事を配信したのだ。
 その後の日本代表の激闘に水を差すこの悪質な2世記事について、本紙の見解を記す。

2018年4月2日月曜日

社説 都迷惑防止条例に屈してたまるか

公道に立ちふさがり取材を妨害する幸福の科学職員
3月29日、東京都議会で迷惑防止条例の改正案が可決された。7月1日から施行される。特定人物の自宅周辺を「みだりにうろつく」「名誉を害することを告げる」ことなどが禁止行為として追加され、罰則が懲役1年以下または100万円以下の罰金へと引き上げられた。「悪意」に基づくものが規制対象だが、市民による抗議活動や批判的な取材活動を「悪意」と解釈すれば規制可能になることから、反発が広まっている。やや日刊カルト新聞社は、同条例によって萎縮することなく、これまでどおり取材活動を続けていきたい。いや、萎縮しない姿勢を示すためにも、いままで以上に「うろつく」ことに力を入れたい。

2018年3月7日水曜日

社説・SPA!はいい加減、統一教会ヨイショをやめろ

3月1日付日刊SPA!記事より
日刊SPA!に、作家・佐々木ののか氏による統一教会(現・世界平和統一家庭連合/家庭連合)カップルのインタビュー記事が掲載された。とんでもない内容である。霊感商法、偽装勧誘、合同結婚式をめぐる家族の分断や2世問題など、統一教会をめぐる全ての問題を無視し、「ちょっと変わっているがマトモな結婚」であるかのように見せる、カルト擁護記事とも言える記事だ。日刊SPA!、いい加減にしろ。(藤倉善郎・鈴木エイト)

2016年8月10日水曜日

【社説】警視庁は幸福実現党の政治資金パーティー問題も捜査せよ=報告書未記載6年間で8億円

参院選中のトクマの街宣で応援演説をするテレンス・リー容疑者
先の参院選での公職選挙法違反(買収)容疑に絡んで、警視庁が幸福実現党本部への家宅捜索を行った。すでに逮捕されているテレンス・リー容疑者(すでに逮捕)は参院選中、トクマなど党幹部を含め計4人の同党候補者の応援演説を、のべ8回も行った。党の関与はもちろん余罪も疑われる状況だ。

一方、幸福実現党については、これまで政治資金規正法違反の疑惑も週刊誌等で指摘されてきた。党の催しで幸福の科学信者などからカネを集めていながら、政治資金収支報告書で政治資金パーティーの報告を全く行っていないという問題だ。警視庁は、公選法違反容疑だけではなく政治資金規正法違反容疑でも幸福実現党を捜査し、摘発すべきだ。

2016年5月9日月曜日

菅野完氏による話題の書籍『日本会議の研究』に対し、日本会議サイドが出版差し止めを要求〔書評&社説〕

菅野完氏著『日本会議の研究』
今年1月のカルト新年会で来場者が浴びた衝撃波が世に放たれた。

2016年のカルト新年会のテーマ『日本会議を語ろう!』にちなんだ特別ゲストの著述家・菅野完氏による待望の著作『日本会議の研究』が4月28日、扶桑社より発刊されたのだ。

同書は、Webメディア・ハーバービジネスオンラインで菅野氏が連載している「草の根保守の蠢動」をまとめたもので、同氏が「生長の家原理主義」と呼称する「特殊な思想を奉じる」「市民運動体」により安倍内閣がその「強い影響下にある」現状を膨大な資料精査と精力的な取材活動により詳らかにしている。その論考は『日本会議』の成り立ちから今日に至るまでを詳細に辿り、この「民間保守団体」の運動主体や思想背景を含めその“正体”を暴きだすことに成功している。

Amazonで発売日の10日ほど前から売れ筋ランキング1位・ベストセラー1位を更新し続けている『日本会議の研究』

浮かび上がった事実や考察によって同団体の暗部を衝いた同書に対し、日本会議は、中心人物の一人である椛島有三事務総長名義で出版差し止めを求める申し入れを扶桑社に対し行なった。
また、同書に登場する人物からは出版差し止めを求める法的文書が扶桑社に届いているという。

菅野氏は日本会議側からの出版差し止めの動きに対し、SNSで「僕が書いたことは本丸を衝いていた」 「露骨な言論弾圧に対し徹底抗議します!」と発信している。

2015年9月29日火曜日

〔社説〕TVタックルの合同結婚式いじりに対する統一教会の抗議は的外れ、メディアは萎縮すべきでない

統一教会の公式サイトに掲載された件の“見解”
今月21日に放送された『ビートたけしのTVタックル』に統一教会が噛み付いた。
番組内で取り上げた合同結婚式などに関する内容について抗議文を出したのだ。
更に教団公式HPには「9月21日放映「ビートたけしのTVタックル」に関する見解」なる文面が掲載された。本紙はこの『見解』の内容を検証し、本紙の見解を示す。

2015年3月20日金曜日

【社説】地下鉄サリン20年、上祐氏の“文化人”化を許すな

上祐史浩氏
今日3月20日、あの地下鉄サリン事件から20年を迎えた。前年に起こった松本サリン事件と合わせると死傷者は約7000人。いまだに後遺症に苦しむ人々も多い。子供がオウムに入信してしまった親たちは、一連のオウム事件への罪の意識を抱えながら、いまだ戻らぬ子供たちの身を案じ続けている。オウム真理教の後継組織のひとつ「アレフ」は、教祖・麻原彰晃への回帰を強めていると言われ、反省に乏しい実態が比較的見えやすい。しかしアレフばかりに目を奪われて、上祐氏が“文化人”化していく状況を見逃してはならない。上祐氏もまた、後継団体「ひかりの輪」を存続させ、親元にも社会にも戻らない信者たちとともに群れているのだ。

2015年3月1日日曜日

【社説】僧侶が吹聴する"日本人は宗教に寛容"という妄想

松山大耕氏(YouTubeより)
最近、「クリスマスと初詣」が共存していることを理由に「日本人は宗教に寛容」だとする僧侶のスピーチが、ネット上でもてはやされています。本当に、日本人は宗教に寛容なのでしょうか。キリスト教、仏教、神道の年中行事に日本人が関わることが、宗教に求められる「寛容」な精神なのでしょうか。

2012年9月20日木曜日

【社説】マスコミは尖閣上陸日本人の所属政党記載を

9月18日に幸福の科学による宗教政党「幸福実現党」党員のミュージシャン・TOKMA氏らが尖閣諸島・魚釣島に上陸。TOKMA氏らが石垣島でマスコミ各社の取材に応じたにもかかわらず、「幸福実現党」の名を報じたメディアはごくわずかだった。TOKMA氏らは、せっかく犯罪を犯してまで魚釣島でホウキを抱えて「幸福実現党政策応援歌」まで歌ったのに、幸福実現党の名をアピールすることはできなかった。

2011年2月24日木曜日

【社説】教祖夫人を永久追放した幸福の科学の“カルト性”

公式サイトでの「永久追放」発表
 幸福の科学・大川隆法総裁の妻・きょう子氏が、立て続けに週刊文春・新潮で暴露話をしています。これに対して幸福の科学は、昨年にきょう子氏の霊、悪魔、きょう子氏の父親の霊などを降臨させて、きょう子氏を悪者にする“霊言”を連発。“悪妻封印祈願”も行いました。そして2月22日、教団はきょう子氏の“永久追放”を発表。その理由が、またなんとも──。

2010年8月27日金曜日

【社説】“疑似医療”という概念の再確認を

 ここ数日、朝日新聞のホメオパシー問題報道に呼応するかのように、科学・医療関係の各団体が、ホメオパシーの科学的根拠を否定し、医療現場で用いるべきではないとする声明を発表しています。これを踏まえて本紙では、治療効果がないにもかかわらず効果があるかのようにうたう行為全般を“疑似医療”と呼ぶことを提唱します。とくだん新しい言葉ではありませんが、ホメオパシーのような問題の構造を理解する上で最も適した言葉です。

2010年8月14日土曜日

【社説】頑張れ朝日新聞! マッチポンプ・ジャーナリズム vs ホメオパシー

 山口県で、ホメオパシーをめぐる民事訴訟が起こされて以降、朝日新聞がホメオパシーに疑問を呈する素晴らしい記事を連発。しかし朝日新聞社と子会社の朝日カルチャーセンターはこれまで、ホメオパシーの宣伝に貢献してきました。火をつけた責任をとって、全力で消火活動をしてください。マッチポンプ・ジャーナリズムの腕の見せどころです。

2010年3月25日木曜日

【社説】読売・産経・東京の社説は、いち市民への誹謗中傷だ

 3月15日、ラーメンチェーン店「花月」などを運営する株式会社グロービート・ジャパンと右翼カルト集団「日本平和神軍」との関係を掲載していたウェブサイト「平和神軍観察会 逝き逝きて平和神軍」の運営者の有罪判決が確定しました。これを受けて本紙は17日、社説において、この裁判を正確に報じようとしない新聞各紙について「いまさら非難しない」と書きました。しかし同社説のうち、この部分の記述を撤回し、新聞各紙を強く非難することにします。

2010年3月18日木曜日

【社説】最高裁は時代錯誤、「J-CAST」は新聞の劣化コピー

 ラーメンチェーン店「花月」などを運営する株式会社グロービートジャパンと右翼カルト集団「日本平和神軍」との関係を掲載していたウェブサイト「平和神軍観察会 逝き逝きて平和神軍」運営者に対し、最高裁は名誉棄損罪にあたるとして有罪判決を下しました。この件について本紙は、最高裁判所を強く非難するとともに、J-CASTニュースをちょっと非難します。本紙創刊以来初めての社説です。
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