これは納入期限が差し迫ったとき、最後の切り札になるのかも。
業務用から子ども用まで、あらゆるタイプの3Dプリンターが続々と登場するなか、最近では、ヨーロッパをベースに運送業を展開するPostNLがオランダ製の「Ultimaker 2」を使ってある実験を行ないました。
ウィーンと機械音を鳴らしながら作動を始めたのは、緩衝剤とともに梱包された状態の3Dプリンター。配達員に運送される道中で、真っ白なプラスチックのトランペットの試作品を出力するミッションを背負っています。果たしてうまくいくのでしょうか...?
配送から到着までの様子を収めた動画がこちら。
最終的に、試作品のトランペットは何の問題もなく組み立てられて、しっかり音も出る...というか動画終盤ではバンド演奏までしちゃうのだから、おめでたい。でもやっぱりよく考えてみると、安定した場所に限らずプリントアウトできるって大したことです。ネット環境は大丈夫かしらとか、印刷中にズレないかしらとか...紙の印刷でも結構気を遣いますからね。
そうなると気になるのが、この実験の成功要因は配達システムのおかげなのか、3Dプリンターの実力なのか...ということ。いずれにしても、3Dプリントって最短で当日注文〜受け取りなんてことができる未来はそう遠くないのかもしれませんね。
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(Rina Fukazu)