今回はこれからの日本の音楽界を牽引することはないであろう才能豊かな三組の非実在新人アーティストをオススメの曲と共に紹介したい。
1、ヒロシ・ザ・ブラックシャツ
インディーズロック界で絶大な人気を誇りながら昨年惜しまれつつも解散した『The White shirt』のギタリスト、Hiroshiによるソロ・プロジェクト。
先月発売されたばかりのファーストアルバム『俺は解散なんてしたくなかった』はバンド時代からの武器であった泣きのギターと攻撃的なメロディが見事に調和した秀作だ。
アルバムからのリカットシングル『君とのMemory、僕とのMelody』は海外DTMの大御所Hiroponをプロデューサーに迎えた新機軸の一曲。今年は多くの音楽フェスに参加予定なのでこれからの動向をチェックしておきたい。
ヒロシ・ザ・ブラックシャツ/君とのMemory、僕とのMelody
2、くゅるーぴむょぴむょ
現代の国内テクノ界の最前線に立つ男・串田ヤスタカの全面プロデュースでデビューした20歳の歌姫。コンセプトは「一文字ずらせば大丈夫」。
デビュー半年で早くも海外大物テクノユニット・Imagination Machineの日本ライブのオープニングアクトを務めるなど、いま業界最注目の女性アーティストである。
先月赤坂で行われたライブでも披露された『後ろ髪も横髪も切りすぎた』は本人出演のPVでスキンヘッド姿を披露したことでも話題になった一曲。この夏ポケットに忍ばせておきたいキラーチューンだ。
3、チンピラ太郎とゆかいな舎弟達
ロックバンド『メシの極みお米。』でフロントマンを務めるチンピラ太郎が地元の仲間達と新しく結成した本格的なファンクユニット。
70年代ディスコサウンドをフィーチャーした配信シングル『ダシの決め手昆布。』はワールドワイドなスケールを彷彿とさせる空気感により、早くも玄人筋から高い評価を受けている必聴のナンバー。
先日チンピラ太郎がホテルで高級デリバリーヘルスを頼んだところ、なんとくゅるーぴむょぴむょがやってきて「お前こんなバイトしてたのかよ。さすがに顔見知りは抱けねえよ。チェンジだチェンジ!」と言ったものの「俺が呼んだのって確かニューハーフデリヘルだったよな」なんてことがあったそう。
いかがだろうか。いずれもこれからの活動から目を離せない非実在の三組だ。