青い算命学

算命学に関する独善的ブログです。

スピ算人生論-(はじめに)

算命学には思想部門と占術部門があります。
これから書いていくスピ算人生論では、思想部門を考え出した人々の自然観宇宙観を元にして、人生とは、人間とはという基本的な問題を考えて行きます。

 

最初に留意したいことは、時代背景です。
算命学が生まれた時代は、自然と人間が一体でありえた時で、野に咲く花と、地を歩く牛馬と、人間と、これらは同じ素材で同じ原理で生きていると実感できた時代でした。

それから時が流れて、人間は徐々に自然から遠ざかります。
自然の代わりに科学が時代を作るようになり、人間は人間にとってより快適な未来を目指す人間独自の時間(現実)を生み出すようになりました。
かつて時間は太陽と同じように、東から西へと推移していったものが、西から未来へと逆行する動きになりました。
人間時間の誕生です。

人生が生き難くなったそもそもは、人間が独自の時間を持って生きるようになってからだと思います。

 

それ以前・・・自然の一員(一因)として太陽や動植物と同じ次元で生きていた時には、人間であるという意識もなかったのかもしれません。
古代人は、眼前する世界は神の意志の現れだと考えていたようです。
自然はそのまま「神」であって、眼前する世界(自然)はすべて神の姿だったわけです。
神の意志を知ることが、生きるために必要だったのでしょう。
自然の有り様を観察することが神を知ることであり、そうして見出されたのが五行論です。
神の姿を5つに分類したところから五行論が生まれ、算命学も元をたどれば、この五行論から始まっています。
五行というのは、自然界を構成する要素で、これ以外にはないと考えられていました。
世界は5つの要素で成り立っている! それが木火土金水です。

 

 

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