1 報道発表資料 平成 24 年 8 月 2 日 独立行政法人国民生活センター 手技による医業類似行為の危害 -整体、カイロプラクティック、マッサージ等で重症事例も- 健康保持や疾病の予防・治療の目的で、マッサージ、指圧、整体、カイロプラクティックなど、 施術者の手技による医業類似行為(注 1) が広く利用されている。2011 年に実施された、20~60 歳 代の約 3,000 人を対象としたアンケート調査結果(注 2) によると、過去に手技による医業類似行為 を利用したことがあり、現在も利用することがあると回答した人は「マッサージ」32.8 %、 「整 体」26.8 %、 「カイロプラクティック」16.0 %であった。 一方、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム) (注 3) には、健康維持や身体症状の 改善、解消等を目的とした、整体やマッサージ等、器具を使用しない手技