【毎日新聞】在日から「参政権を下さい」というのは歴史的に見て不自然。むしろ日本人の側から提案を。そうすれば喜んでもらいます[04/15] ◆戦中・戦後の証言:地方参政権、日本側から提案を-益田在住の在日コリアン/島根 ◇歴史を踏まえた対応求める在日コリアンとして約80年を生きてきた益田市在住の李克演(クッヨン)さん(81)がこのほど同市須子町の市人権センターで、「戦中・戦後の証言」をした。李さんは地方参政権に関して、日本の側から参加してと言ってほしいと語り、歴史を踏まえた対応を求めた。 「平和をすすめる益田市民の会」(福原孝浩会長)の主催。質問に答える形で語り、約40人が聴き入った。 李さんは1928年、当時日本領だった韓国生まれ。生後まもなく、すでに現在の浜田市弥栄町で土建業をしていた父親に家族で合流した。小学校は転校が多かったが、益田市の鎌手小学校を卒業。差別やいじめにあったという。
