今年も「読書週間」(10月27日から11月9日まで)が始まった。秋の夜長に最適なのがミステリー。近年、北欧ミステリーが世界的に大きな注目を集めており、この機会にぜひ読んでみたい。北欧ミステリーとはスウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマーク、アイスランドの5か国のミステリーを指す。では、なぜ北欧ミステリーが人気なのか。北欧ミステリーのおおまかな流れを振り返り、人気の理由を探るとともに、「まず読みたい文庫10作」をリストアップしてみた(→リストは こちら )。 言葉の不思議な響きに新鮮な驚き 北欧ミステリーには三つの画期がある。 一つは、1960~70年代にかけて、スウェーデンのマイ・シューヴァル&ペール・ヴァールーが手がけた「刑事マルティン・ベック」シリーズだ。社会運動家でもあった2人は事実婚の合作作家で、ストックホルム警察本庁犯罪捜査課の刑事マルティン・ベックを主人公にして、痛烈な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く