また、EAPに合致しない場合には部外者と判断し、ゲストVLANに誘導する場合もある。ゲストVLANからはインターネットにアクセスさせる場合もあるようだが、ウイルスに感染している(かもしれない)PCをこのような場所に誘導するというのは賢明な措置ではないと思われる。グローバルIPアドレスは自社のものになるため、被害が及んだ場合には責任問題が生じる可能性がある。かといって、何もできないという状況が許容できるものかどうか。この辺りは企業のセキュリティポリシーと密接に絡んでくる部分なのでここでは触れない。 こうして、EAPはようやく市民権を得つつあるが、残念ながら広く一般に普及しているとはいい難い。また、検疫ネットワークに関してはまだ歴史が浅いこともあり、いくつか改善の余地があるようにも見受けられる。幸いにして、こうした点についてはベンダが迅速に対処しているので、遅かれ早かれこなれてくるものとは思う
