ROMには、ルータの起動時に必要なプログラムが格納されています。POST(Power On Self Test)は、電源投入時に実行される自己診断プログラムです。POSTによって、CPUやメモリ、インターフェイスなどのハードウェアチェックが行われます。Bootstrapは、Cisco IOSの格納場所を検索するプログラムです。Flashに格納されるCisco IOSを検出するのがデフォルトですが、異常が発生した場合は、ROMに含まれるROMモニタを実行します。起動時の設定によっては、同じくROMに含まれるMini IOSを起動することもできます。Mini IOSはCisco IOSの機能限定版です。Cisco IOSをFlash内で検出できない場合やCisco IOSに障害がある場合に障害回復のためにMini IOSを起動し、設定することができます。 Flashには、Cisco IOSが格
