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差別か反差別か 新法は州民を差別から守るためのものだと主張するミシシッピ州のフィル・ブライアント知事 Mike Blake-REUTERS 米ミシシッピ州のフィル・ブライアント知事は4月5日、州内の事業者がLGBT(性的少数者)へのサービス提供を拒否できるようにする法案に署名し、法律として成立させたことをツイートした。 ブライアントによれば下院法案1523号は、「民間団体や組織、個人の真摯な宗教的信念、道徳的信条を、州政府機関による差別から守るため」のもの。 だがLGBTの権利擁護団体ヒューマン・ライツ・キャンペーンによれば、この新法により個人・団体は、宗教を理由にLGBTなどへの差別を正当化できるようになる。さらには、里親がLGBTの子供を「転向セラピー」に送り込むことも可能だ。転向セラピーとは、ゲイやレズビアンを異性愛者に転向させようとするための心理療法で、州によっては違法とされている
Some rights reserved by Benson Kua via flickr, under Creative Commons License 2015年6月26日、アメリカの連邦最高裁判所は、同性婚を認める判断を示した。これにより事実上、全米で同性婚が合法化されることになる。 アメリカでは、同国全50州のうち、37州と首都ワシントンで同性婚が認められる一方、中西部オハイオ州などの4州では、同性婚を認めない判断を示していた。各州で同性婚に対する判断が分かれていたため、連邦最高裁判所が審理を進めていた。長年議論されていた問題に、どのような決着がつくのか、大きな注目を集めていた。 アメリカでは1970年代以降、同性どうしのカップルが州政府に同性婚を認めるよう求める裁判を起こす動きが目立つようになってきた。しかし、キリスト教保守派を中心に反対は根強く、世論は二分されたままだった。 そ
認めてあげてもいいですよ。ぐらいの感じでそいつは言った。 私は以前から同性婚について、デメリットがわからないなと思っていた。同性同士で法的な結婚ができるようになることによって誰が困るのか、どのような不都合が生じるのか、いまいち想像がつかない。大学の性倫理の講義でたまたま同性婚のことを取り上げてディスカッションをする機会があったので、「同性婚に反対する人がいるのであれば、その理由を聞きたい」と言ってみた。おそらく百名ちょっとの学生が出席する中で、二名ほどの学生が、同性婚解禁への漠然とした不安のようなものを吐露した。彼らは、はっきり反対とは言い切れないものの、今の社会を運営するために実際に採用されているシステムを変えてしまうことに対する不安を持っているように見えた。当然ながらその薄弱な根拠で同性同士の結婚を禁じることは不当であるのだが、まあ気持ちそのものはわからんでもないなと私は思った。 その
東京都渋谷区は11日までに、同性カップルを「結婚に相当する関係」と認め、証明書を発行する条例案を3月区議会に提出することを決めた。可決されれば4月1日施行、証明書は2015年度内の開始を目指す。区によると、自治体が同性同士をパートナーとして証明する制度は全国で例がない。同性カップルが、アパート入居や病院での面会を家族ではないとして断られるケースが問題になっていることを踏まえ、区は区民や事業者
東京都渋谷区が、同性カップルに「パートナーシップ証明書」を発行する条例案を、3月の区議会で提出することを決定しました。「パートナーシップ証明書」とは、同性カップルを「結婚に相当する関係」と認める証明書。このような取り組みは日本では初めてです。区議会で可決されれば2015年の4月1日から施行されます。 同性カップルの婚姻は、まだ日本では認められていません 日本の憲法で婚姻は「両性の合意」に基づくと明記されていることから、現状日本では同性カップルが結婚することはできません。2014年7月には、青森県で同性カップルが婚姻届を提出し、憲法を理由に不受理されたことが大きな話題になりました。 フランスの「PACS(パックス)」のような、夫婦に準じる権利を同性・異性カップルに保障するような制度もありません。このような制度がないことで、日本の同性カップルは「賃貸の契約ができない」「パートナーが緊急入院した
東京・渋谷の公園通りと言えば、週末や祝日には買い物客らであふれ、親子連れも多く通る繁華街だ。そこで、大型連休中の4月27日、一風変わった格好をした人が多く参加するパレードが行われた。 動物の着ぐるみはまだいいが、上半身裸の男性、ビキニ姿の女性、そして女装した男性などもいた。「自由な愛のカタチ」「エイズはまだ終わっていない」などのメッセージを掲げたり、虹色の旗を振ったりする若者もいた。 ゲイやレズビアンら、いわゆる「性的少数者」への支援を呼びかけるパレードだった。虹色の旗は彼らの運動を象徴するものだ。 そんな集団をしばらくやり過ごしていると、トラックの荷台から、沿道の人々に手を振る女性が目に入った。首相夫人の安倍昭恵さんに似ている。同じトラックの上では、真っ赤なドレスを身にまとった大柄な人物(おそらく男性)が愛想を振りまいていた。 最初は「まさか!」と疑ったが、よく見ると、やっぱり首相夫人だ
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