パソコンのデータは通常、電気信号でやりとりされていますが、HDDにデータを書き込む時磁気ヘッドがデータを磁気信号に変換します。なお、磁気信号ではデータを磁石のS極、N極という磁性で表します。 磁気ヘッドが磁気信号に従ってプラッタの磁性体を磁化することで、データが書き込まれます。このように磁気を使ってデータを記録することを磁気記録と呼びます。 データを書き込む時、磁気ヘッドは指定された位置まで移動します。そしてHDDの機種にもよりますが、プラッタは1分間に5400回~1万回転以上という速度で回転しており、目的の位置が磁気ヘッドの真下に来た瞬間にプラッタの磁性を変えてデータを書き込みます。また、HDDからデータを「読み出す」ときは、磁気ヘッドがプラッタの上を通る時に発生する電気抵抗の違いで磁性を判断して、データを読み出します。 先述の通りHDDの書き込み方式には「SMR」「CMR」の2種類があ
