平成24年2月7日 独立行政法人森林総合研究所 絶滅したと思われていたミズナギドリの希少種を小笠原諸島で再発見 ―世界自然遺産に生き残っていた希少鳥類― ポイント これまでに世界に2例しか記録がなく、絶滅を疑われていたミズナギドリの仲間、ブライアンズ・シアウォーターが小笠原諸島に生き残っていることが確認されました。 このような再発見の例は、日本では約60年前のアホウドリ以来のことで、世界遺産としての小笠原の価値と保全の重要性を高めるものです。 この鳥の和名を、オガサワラヒメミズナギドリとすることを提案します。 概要 ブライアンズ・シアウォーター(英名)は、ミッドウェイ諸島で1963年に採集された標本に基づいて発表された種ですが、最初の発見以来、ミッドウェイでもう一度だけ見られた以外に記録がなく、すでに絶滅したかもしれないと心配されていました。しかし、小笠原諸島で1990年代以後に見つかった