データとなるモデルと、表示を行うビューを結び付ける「データ・バインディング」と、データの表示をカスタマイズできる「データ・テンプレート」について解説。 連載目次 今回および次回の2回に渡り、ビューとモデルの疎結合を実現するための仕組みとして、データ・バインディングとコマンドという2つの機能について説明する。まず今回は、これらの機能の背景にあるGUIアプリケーションに対する要件と、データ・バインディングについて説明を行っていく。 ■GUIアプリケーションに対する要件 WPFのデータ・バインディングやコマンドといった仕組みを説明する前に、そもそもGUIアプリケーションに対して、どのような要件があるのかを整理してみよう。ここでは、実装上で満たすべき要件として「ビューとモデルの疎結合」と、GUIアプリケーションに求められる機能(の中で、今回はデータ・バインディングに関係する部分)を紹介する。 ●ビ
