ルーティングプロトコルの中でも,基礎ともいえるプロトコルがディスタンスベクタ型のルーティングプロトコルです。ルーティングプロトコルの基本的な概念は,ディスタンスベクタ型によって学ぶことができます。ルーティングプロトコルの基礎であるRIPを学び,ルーティングプロトコルの理解を深めましょう。 ディスタンスベクタ型ルーティングプロトコル ルーティング編 第2回で説明したルーティングプロトコルの種別のうち,RIPはディスタンスベクタ型ルーティングプロトコルです。ディスタンスベクタ型ルーティングプロトコルは,隣接ルータからの情報のみからルーティングテーブルを構成します。隣接していないルータ・ネットワークの情報は,すべて隣接ルータ経由で取得します。 ディスタンスベクタ型ルーティングプロトコルを動作させているルータは,自分が持つルーティングテーブルの情報,つまりそれぞれのネットワークへのベストパスを隣接
