これは北海道で作られているコンビーフ。国内では希少な「ブラウンスイス牛」が使われていて、そのお味は、ひと言で申せば「スーパーナチュラル」。何しろ原料が肉、牛脂、塩だけなのだ。 コンビーフは定番缶詰なれど、人によっては「脂が多すぎ」「牛肉の匂いがきつい」などと敬遠されている。というのも、従来のコンビーフは塩、コショウを利かせたスパイシーな味付けが定番だったからであります。 それに対してこのブラウンスイス牛コンビーフは、まるで茹でた牛肉をほぐしただけのような味わいである。 もしこのコンビーフを入手したら、まずはそのまま食べてみてほしい。 耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジでほんの20秒ほど加熱する。熱々にする必要はなく、常温で固まっていた牛脂がつやつや輝き出せばOK。(加熱し過ぎると牛肉特有の匂いが強まる) ひと口頬張ると、舌の上に牛脂がじわっと湧き出てくる。この脂がうっとりするほど甘く、
