100洛叉(らくしゃ)を1倶胝(くてい)とする。倶胝の倶胝倍(2乗)を1阿庾多(あゆた)とする。阿庾多の阿庾多倍を1那由他(なゆた)とする。那由他の那由他倍を1頻波羅(びんばら)とする。(中略)不可説転の不可説転倍を1不可説不可説とする。このまた不可説不可説倍を1不可説不可説転とする。 つまり洛叉(10万)の100倍(107=千万)である倶胝を基準とし、倶胝の2乗(107×21=1014=百兆)を阿庾多、阿庾多の2乗(107×22=1028=穣)を那由他(一般数詞の那由他(1060)とは異なる)、那由他の2乗(107×23=1056=阿僧祇)を頻波羅としている。不可説不可説転はこの系列の最後(122番目)であり、以下の数式で示される。 1不可説不可説転=107×2122=1037218383881977644441306597687849648128(≒10の37澗乗)[3] このように単