今から語るやり口には、僕の知る限りまだ名前がついていない。そこで、僕はそれを「ソーシャルメディア汚染」(SMP:Social Media Poisoning)と名付けてみた。その手口というのは、競争相手のドメインを騙って、スパムっぽいコメント、投稿、リンクを積極的に投じ、ブロガーやソーシャルメディアの投稿者、あるいはフォーラムの運営者とかジャーナリストなどが、そのブランドに対して否定的な見方をするように仕向けるというもの。 僕は今日初めて、SMPに関する相談を持ちかけられたんだ。それは、ある企業がソーシャルメディアマーケティング(SMM)を逆手に取って、競合相手に攻撃を仕掛けたいという話。もちろん、その会社がどこかという話はできないし、僕はそんな戦術に絶対手を出すなってアドバイスしたからね。個人的な意見だけど、SMPに手を染めれば、攻撃対象のブランドよりも攻撃を仕掛けた自分のブランドの方に
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