北朝鮮が日朝首脳会談で拉致を認めてから10年がたつ中、家族会と救う会のメンバーが8日、東京都庁を訪れ、石原慎太郎知事と懇談した。家族会の飯塚繁雄代表が「今年は勝負の年だと思っている。これからもご尽力いただきたい」と話すと、石原知事は「できることは何でもする」と応えた。石原知事は拉致被害者を救出する知事の会会長。 非公開の懇談後、横田めぐみさんの両親、滋さんと早紀江さん夫妻ら、両会のメンバーが取材に応じた。 出席者によると、石原知事は「次期衆院選で拉致問題を争点にできないか、考えていきたい」と話したといい、両会が進めている1千万人署名活動にも署名。 また、救う会の西岡力会長が、美濃部亮吉都政下で朝鮮大学校を各種学校として認可した対応を見直すよう求めたのに対し、石原知事は、経緯を改めて調査する意向を示したという。 家族会の増元照明事務局長は「ぶれずにはっきりものを言う石原知事が日朝首脳会談のと