ソーシャルゲームのコンプリートガチャ(コンプガチャ)が、消費者庁から景品表示法違反に該当すると指摘され、ゲーム会社は大きな打撃を受けました。 “ガチャ”は一種の宝くじで、ゲーム内のアイテムを確率的にしか入手できない仕組みです。“コンプ”というのは、稀少なアイテムを含むすべてを揃えるとさらに価値が上がることをいいます。「誰も持っていない宝物を手に入れたい」「なにからなにまで全部集めたい」というのはヒトの根源的な欲望ですから、“ガチャ”と“コンプ”の組み合わせはものすごく強力です。それを子ども相手の商売に使うことには、やはり一定のルールが必要でしょう。 コンプガチャで問題になったのは射幸心です。請求額が100万円を超えるケースがあったように、ギャンブル中毒は依存症の一種で、いったんツボにはまると自らの意思で抑制するのは不可能なのです(製紙会社の御曹司の例で明らかでしょう)。 ところで、コンプガ
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