今から20年。いや、25年ほど前でしょうか。ティモ・トルキはメタル世界の中心にいました。ティモのバンド STRATOVARIUS は、日本はもとより、欧州、南米で巨大なファンベースを獲得し、アルバムも売れに売れていたのです。 あれからいろいろなことがありました。ティモの分身にも思えた STRATOVARIUS に、彼はもういません。それどころか、ティモ・トルキの名前を聞くことさえ、最近ではほとんどないと言わざるを得ません。才能が衰えたのか?ギター・プレイが時代遅れなのか?ティモの答えは否。否。否。ティモが今、強いられている臥薪嘗胆は、音楽ビジネスの変遷/衰退と、レコード/ライブ運営会社の強欲のせいだと彼は考えています。 ティモの言葉をすべて鵜呑みにするのは考えものです。しかし、一理あると言わざるを得ない説得力も、彼の言葉には秘められています。どう感じるかはあなたの自由。たしかなことは、かつ
