Microsoftが毎年開催している学生向けITコンテスト「Imagine Cup」は、商用アプリを支援するアクセラレーターイベントと間違われやすい。科学コンテストとも、まして24時間続けられるハッカソンプロジェクトとも違う。毎年たいてい、プロフェッショナルに近い人材が集って試作品を披露し、世界大会進出者の多くは、投資家や政府各省庁、大学などから注目されてプロジェクトの継続を期待される。 これは、決勝戦まで進んだ3チームに限ったことではない。決勝に残れば、投資家やパートナー企業、医療施設、各省庁からすぐに勧誘の声がかかるが、世界各地の予選を勝ち抜いて世界大会に進出した49チームの多くも同様だ。そんなプロジェクトのひとつ「Hachy」は、スマートフォンのカメラと「Azure」のカスタム画像認識サービスを利用して、何十万円もする分光計を使うことなく、ニワトリの受精卵が孵化する過程をチェックする
新井 紀子 (2018).『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』東洋経済新報社. [Kindle] について。TwitterやFacebookで見てる範囲では肯定的な感想が多い。教育(学)関係者からはもう少し厳しい感想が出てくると思って読んだのだが。 今のところ「真の意味でのAI」は存在せず、現状のAI技術の原理から言って「シンギュラリティ」は到来しない、という話の部分は明快だし、読む価値がある。ここ数年、定年まで自分の職が安泰であることを疑ったこともないような立場の人が、耳かじりの「みなさんが大人になる頃には今ある仕事の半分はAIに取って代わられて…」みたいな話をするのを聞くとヘドが出そうになるので、そういう人には特に第1章と第2章で理解を深めて欲しいが、本書もその点については脅し煽るような書きっぷりなので読んでもあまり変わらないかもしれない。 私が教育(学)関係者からの厳しい感想
Perfumeが出演するライブイベント「This is NIPPON プレミアムシアター『Perfume × TECHNOLOGY』presents "Reframe"」が3月20、21日に東京・NHKホールで開催された。会場には各日約3000人のファンが集まり、21日のステージの一部はNHKのオフィシャルサイトやYouTube、Twitter、facebookで生配信も実施。世界中の人々がPerfumeとテクノロジーのコラボを目撃した。この記事では21日の様子をレポートする。 このイベントは昨年12月21日にNHK総合で放送された、最新テクノロジーを駆使したPerfumeのライブの舞台裏を解き明かす番組「Perfume × TECHNOLOGY 2017」と関連して実施されたもの。Perfumeの3人がステージパフォーマンス、MIKIKOが振り付けと演出、Rhizomatiksがインタラ
―――皆さん,こんにちは。「人工知能(AI)との共生」のトークセッションを始めたいと思います。まず自己紹介からお願いします。 安宅:Yahoo!チーフストラテジーオフィサーの安宅です。元々はニューロサイエンスを研究していました。その後マッキンゼー・アンド・カンパニーで11年ぐらいコンサルティングを行い,9年余り前からYahoo!JAPANで働いています。全社のストラテジストの仕事に加え,データやR&D(Research and Development)系を統括していたこともあり,日本のデータ人材の不足に強い問題意識をもっています。3年ほど前にデータサイエンティスト協会を何人かの有志で立ち上げて,スキル委員長等も務めています。その関係でAIやデータ系の国の検討会の多くに参加しています。 山口:慶應義塾大学理工学部の山口です。大学4年生のときに研究室の先輩に,数学の定理の証明,たとえば二等辺三
池田 泰延 @clockmaker Photoshop CC 19.1の最新機能「被写体を選択」がやばい。 写真の中からボタン一つで被写体のマスク(選択範囲)が作れる。 従来の範囲選択とは異なり、人工知能Adobe Senseiが「被写体」を認識するとのこと。 pic.twitter.com/hx3XXjTegk 2018-01-23 18:17:29 池田 泰延 @clockmaker ウェブ制作会社ICS代表。筑波大学非常勤講師。HTML/CSS/JavaScriptを用いたユーザビリティーを意識したUI構築が専門で、3D表現・クリエイティブコーディングが得意。著書『フロントエンドの知識地図』など技術書12冊を執筆。趣味でタイムラプス撮影。 ics.media/entry/staff/ik…
この記事は、前出の本に入れる予定だったコラムのうちの一つです。 正確にいうと、本に入れる予定だったけど、メイン側で締め切りをぶっちぎっていたら、コラムを追加できるような空気じゃなくなって、書くのをやめたものです。 本の宣伝を兼ねて、没にしたコラムに日の目を見させて、あわよくば第二版で入ればいいなー、という内容です。 データサイエンティストの頭の中「偉い人たちは頭がおかしい」と言っても、それは相対的なものであるため、比較対象であるデータサイエンティストの頭の中を覗いてみましょう。 データサイエンティストは組織におけるデータ活用状況について、レベル分けして考えます。そして、基本的に前のレベルが実現できなくては、次のレベルに進むことはできないと考えています。 以下のレベル分けは私が適当に思い描いているものですが、同業者なら大よそ一緒なんじゃないかと思います。 Lv0: データ収集、ログ設計Lv1
アイテム 1 の 4 10月20日、東京大学出身の研究者らが、日本銀行の金融政策決定会合後に開催される黒田東彦総裁の記者会見の映像を人工知能(AI)モデルを使って分析し、その表情と金融政策の変更との間に相関関係を確認したと発表した。写真は日銀本店で2015年7月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino) [1/4] 10月20日、東京大学出身の研究者らが、日本銀行の金融政策決定会合後に開催される黒田東彦総裁の記者会見の映像を人工知能(AI)モデルを使って分析し、その表情と金融政策の変更との間に相関関係を確認したと発表した。写真は日銀本店で2015年7月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino) [東京 20日 ロイター] - 東京大学出身の研究者らが、日本銀行の金融政策決定会合後に開催される黒田東彦総裁の記者会見の映像を人工知能(AI)モデルを使って分析し、その表情と金融
米Adobeアドビ Systemsシステムズが主催の世界最大のクリエイティビティ・カンファレンス「Adobe MAX 2017」(ネバダ州ラスベガス)。二日目の10月19日は「スニークス」と題してAdobeの研究中の技術が発表されました。スニークスはAdobe MAXで最大の盛り上がりをみせる恒例の人気イベントです。 ここで発表されたものは現時点では製品に搭載されていないものの将来的に製品に組み込まれるかもしれない技術。過去の例を挙げると、Photoshopのディフォグ(霧を増減させる)機能やマッチフォント機能、最新のPremiere Proに搭載されたイマーシブ空間内での編集機能もかつてスニークスで発表された技術です。本記事では発表された11のテクノロジーを、現地のイベントに参加したスタッフ(池田)がレポートします。 今年は人工知能Adobe Senseiをフル活用した次世代技術のオンパ
アドビシステムズは10月18日(米国時間)、クリエイター向けのイベント「Adobe MAX」(米国時間18~20日、ネバダ州ラスベガス)のGeneral Sessionで、Adobeの人工知能「Adobe Sensei」(アドビ先生)を使った“未来のPhotoshop”のデモンストレーションを行った。 Adobe Senseiは、2016年開催の「Adobe MAX」(カリフォルニア州サンディエゴ)で発表した、同社開発の人工知能。日本語の「先生」が名前の由来となったことや、ディープラーニングを使った画像検索、タグ付け画像加工などができることから注目を集めた(関連記事)。 今回のデモは、音声操作も取り入れた。 まず、スケッチ画像を取り込む。右上に設置されたボタンをクリックし「スケッチに基づいてイメージを探して」と言うと、Adobe Senseiが画像を解析。複数のイメージを提示してくれる。
サイトは、Googleが8月にリリースした、ブラウザ上で機械学習の訓練と推論を実行できるJavaScriptのライブラリ「deeplearn.js」を用いて作られた。サイトのソースコードはGitHub上に公開している。 Google Creative Labのデザイナーであるバロン・ウェブスターさんは、ブログで「機械学習について興味がある人々が、もっと簡単に機械学習を試せるようにしたかった」とコメントしている。 関連記事 Google、人間のように線画を描く人工知能「sketch-rnn」を養成中 Googleがお絵かきゲーム「Quick, Draw!」にユーザーが手描き入力した膨大なデータを学習材料に訓練した人工知能「sketch-rnn」は、ネコやブタの線画を人間のように描く。 Google、手描きの絵を機械学習でプロの絵に置き換える「AutoDraw」公開 AutoDrawは、タッチ
新卒採用選考におけるIBM Watsonの活用について 2017年5月29日 ソフトバンク株式会社 ソフトバンク株式会社は、応募者をより客観的に、また適正に評価することを目的に、2017年5月29日より新卒採用選考のエントリーシート※評価にIBM Watson日本語版(以下「IBM Watson」)を活用します。 過去のデータを学習させたIBM Watsonに応募者のエントリーシートデータを読み込ませると、IBM WatsonのAPIの一つであるNLC(Natural Language Classifier、自然言語分類)により、エントリーシートの内容が認識され、項目ごとに評価が提示されます。合格基準を満たす評価が提示された項目については、選考通過とし、それ以外の項目については人事担当者が内容を確認し、合否の最終判断を行います。IBM Watsonによる評価をエントリーシート選考の合否判断
LINEは3月2日、クラウドAIプラットフォーム「Clova(クローバ)」を発表した。これに併せて、バーチャルホームロボット「Gatebox」を展開するウィンクルを連結子会社化することを明らかにした。買収額は非公開。 Gateboxは、好きなキャラクターと一緒に暮らせるバーチャルホームロボット。最新のプロジェクション技術とセンシング技術を組み合わせることで、キャラクターをボックス内に呼び出してコミュニケーションできる。朝になると主人を起こし、夜に主人が帰宅すると優しく出迎えるといった、一緒に暮らしているからこそのリアルなコミュニケーションを楽しめる。さらに、天気情報を教えてくれたり、家電と連携してテレビをつけたりしてくれるという。 価格は税別29万8000円。2016年12月に予約販売を開始し、約1カ月で限定台数である300台に達したという。 LINEはウィンクルと資本業務提携し、同社の株
今回は昨今注目されているAI(人工知能)をテーマに、Googleが公開したAIを体験できるWebサービス『A.I. Experiments』を紹介したい。 そもそもAIとは?AIは、1950年代に本格的な研究分野としてスタートし、当時の研究者たちは楽観的に人間の知能をコンピューターで再現できると考えていた。しかし、当時のアルゴリズムや計算能力では再現できないことが判明すると、AI研究は、1970年代〜2000年代半ばまで”冬の時代”を過ごすこととなる。そのAIが2005年以降、脳のニューラルネットワークが学習するプロセスからヒントを得た”ディープラーニング”と共に再度注目されることとなった。 「脳のニューラルネットワークが学習するプロセス」を簡単に説明すると、このようになる。職場で上司が、部下にこんなことを言っているところを想像してみてほしい。 「今日の夜までに、明日のミーティングの資料を
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